こんにちは。aonoです。

 

 

皆さんは、人前で話すのは

得意でしょうか?

 

 

朝礼で前にたって話す、

会議の場面で自分の意見を言う、

もっと言えば静かなオフィスで

電話をするなども含めて、

私はあまり好きではありません。

 

 

 

 

と言うのも、

最近はかなり改善したのですが

緊張を感じやすいからです。

 

 

緊張を感じると声や手足が

震えてしまいます。

 

 

そして震えているのが

バレないように意識するので、

話の内容に意識が向かず

用意していたことが喋れなくなります。

 

 

これは、一つには体質が

かなり影響しています。

 

 

生理学的基盤として

緊張しやすいので

仕方がないのです。

 

 

ただ、最近になって、

緊張に拍車をかけていた

もう一つの原因に気付きました。

 

 

 

 

私は、年次を重ねて

マネジメントに携わるように

なってから、

職場のメンバーに対して

 

「この人は~な人だ」

「この人は~なところがある」

 

と評価する癖がありました。

 

 

例えば、報告物を遅らせる人は

「この人はルーズな人だ」

と判断します。

 

 

また、電話で話しているのを聞いて

 

「この人は説明下手だな」

 

「ここはこう言った方が良いのに」

 

「なんかやり込められてるな」

 

「ちょっと雰囲気が頼りないな」

 

という風に思います。

 

 

人前で話ている人を見ても

 

「この人は理路整然としてるな」

 

「この人は何か情熱的だな」

 

と思うこともあれば、

 

「この人は何か話が浅いな」

 

「普段何も考えてないんじゃないか」

 

「いまいち何を言ってるか分からない」

 

「そこもう少し説明しないと

 伝わらないだろうに・・・」

 

と考えることもあります。

 

 

どちらかと言うと、

人の改善点に目が向く傾向があります。

 

 

つまり粗探しが得意なタイプです。

 

 

ストレングスファインダーという

才能診断ツールがあるのをご存知の

方も多いと思いますが、

 

これは、ストレングスファインダーで

いうところの「回復志向」の傾向で、

私はこの回復志向が34個の資質のうち、

上位4番目にあります。

 

 

この資質というのは、

自然と生じる思考・行動のパターン

であり、私はもともと人の改善点を

見つける傾向があったのです。

 

 

また、若い頃上司や先輩を見ながら、

人に対する深い洞察をもっている人

を格好いいと思っていました。

 

 

飲みに行った席などで

職場の人や取引先の人、

または役員等の話になった時、

 

その人の本質的な部分を理解して

周りの気付かないところを

指摘する人を見ながら、

すごく憧れたのを覚えています。

 

 

だから、自分もマネジメントを

するようになったら、

そうなりたいと考えていました。

 

 

それが、自然と人を評価する

という癖に繋がったのだと思います。

 

 

 

 

粗探しが得意という点

については上手く活かせば

それでいいと考えています。

 

 

しかし、問題は

こういった自分の思考を

「他人も当然同じようにしている」

と考えていたことです。

 

 

つまり、自分が他人をいちいち

評価しているから、

他人も自分を同じように評価して

いると考えてしまっていたことです。

 

 

だから、

周りが自分の話を聞きながら

自分と同じように

 

「この人は何か話が浅いな」

 

「普段何も考えてないんじゃないか」

 

「いまいち何を言ってるか分からない」

 

「そこもう少し説明しないと

 伝わらないだろうに・・・」

 

という風に思っているんじゃないか

と考えてしまっていたのです。

 

 

この点に気付いてからは、

二つの視点で改善に向けた

取組みができるようになりました。

 

 

一つは、

他人が自分と同じように考えている

というのは思い込みに過ぎないと

いうこと。

 

 

 

先程のストレングスファインダーで

言えば、ある資質を上位にもっている

人からすれば当たり前のことでも、

 

その資質を上位にもっていない人

からすると異常なレベルなのです。

(だから、才能と呼んでいるのですね)

 

 

それを理解しただけでも

少し緩んできます。

 

 

更に緩めるには、

自分の物の見方以外に

どんな考え方があるのかを

可能な限り考えてみる

というのが効果的です。

 

 

人が話しているのを見て

話し方まで見ていない人もいれば、

少し緊張しているのを感じ取って

好感をもつ人もいると思います。

 

 

自分がみて説明が不十分でも

そんなものだと思っている人も

いると思います。

 

 

できるだけ色んな感じ方を

想像して視野を広げるようにします。

 

 

もう一つは、そもそも

自分が人に対して感じた印象が

いつでも正しいとは

言い切れないということ。

 

 

例えば、

「説明が下手だな」

と感じたとしても、

それはその場面でのことであって、

別の場面では上手く説明している

こともあります。

 

 

たまたま、良く知らないことを

急に説明しなければならなくなった

可能性もあります。

 

 

別のことであれば、

すごく分かり易い説明を

しているかも知れません。

 

 

または、体調が悪かっただけ

なのかも知れません。

 

 

相手が変わった角度から

質問してきて戸惑ったという

可能性もあります。

 

 

つまり、その場面だけで判断せず

状況によって変わること理解し

色んな可能性を考えることです。

 

 

 

 

こういった考え方を

身につけることで、

人の目を気にするクセが

少しずつ和らいできます。

 

 

時間はかかりますが、

人前が苦手な方には

是非試していただければと思います。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。