こんにちは。aonoです。

 

 

頑張っているのに

周りのせいで上手くいかない、

なぜかトラブルになる、

と感じることはありませんか?

 

 

そんな方は「自己欺瞞」に

陥っているかも知れません。

 

 

自己欺瞞とは

自分を欺くことです。

 

 

自分を正当化するために

都合よく解釈したり、

責任を他人に転嫁すること

を言います。

 

 

こう言われると、

自分は他人に責任転嫁など

していないと思われるかも

知れません。

 

 

しかし、自己欺瞞の

怖いところは

無自覚のうちに生じている

ことがある点です。

 

 

私自身も、長年気付かずに

自己欺瞞に陥ってきました。

 

 

 

 

私はこの10年程の間、

休日は必ず何かしら

勉強をしています。

 

 

10年前は特に、

ビジネス雑誌を読み込んで

 

そこに出てくる経営者等が

どんな視点でマネジメント

をしているのかを

学ぼうとしていました。

 

 

そして、そこに出てくる

経営者の書籍を購入して

読んだりするのが好きでした。

 

 

また、仕事に関する専門書も

購入して読んでいました。

 

 

平日にまとまった時間を

取ることは難しいですし、

学びたいものは山ほど

あったため、

 

休日の時間は自分にとって

非常に貴重なものでした。

 

 

だいたい朝6時には起床して、

本を読んだりノートを

とったりし始めます。

 

 

8時くらいに一旦休憩し、

食事をとってから

また再開し始めます。

 

 

そして、1時間くらい

集中している時に、

決まって邪魔が入ります。

 

 

 

 

妻と子供が起きてきて、

どこかへ連れていけと

騒ぎ始めるのです。

 

 

私は

「まだ学びたいところが

  残っているのに…」

「今良いところなのに…」

と思い、嫌な顔をします。

 

 

そして、結果的に

妻が一人で子供を遊びに

連れて行くことも

度々ありました。

 

 

この時の私は、

自分も子供に関わるべき

だと内心は分かっていました。

 

 

しかし、その一方で

「まだ勉強したい」

という気持ちが強かった私は、

 

「妻が邪魔をしてきている」

と感じてしまいました。

 

 

それは徐々に

「自分は家族を支えるために

 休日も一生懸命勉強している。」

 

「それなのに妻は何も考えずに

 そんな自分の邪魔をしてくる。」

 

「妻は仕事の大変さや

 今が自分のキャリアにとって

 重要な時期であるということを

 全く理解していない。」

 

 

そういった思考に

つながっていきました。

 

 

妻からは、

「他のお父さんは

 もっと子供と遊んでいる。」

 

「独身じゃないんだから」

「自由にし過ぎ」

 

等と責められるのですが、

「自分の仕事は日々決まった

 ものをこなしていれば良い

 というものではないんだから、

 勉強してないと将来が無い」

 

「そんなことも知らずに

 浅い考えでつべこべ言うな」

 

と考えていました。

 

 

 

 

今思えば

「自分は家族のために頑張っている

 のに、理解の無い妻のせいで足を

 引っ張られている」

 

という思考に支配されていました。

 

 

しかし、もちろん

この思考は正しくありません。

 

 

親として子育てに関わるのは

当然のことです。

 

 

子供と遊んでも

勉強する時間は十分ありますし、

妻と話し合って

 

午前中だけは時間をもらって

午後から一緒に外出すること

もできたはずです。

 

 

結局は親としての役割を

妻に押し付けて、

自分の好きなことを

やりたかっただけでした。

 

 

しかし、当時の私は

「自分は頑張っているのに、

妻が自分の足を引っ張っている」

と本気で考えていたのです。

 

 

つまり、自分にある問題を

妻の問題にして

見えないようにしていたのです。

 

 

一番の問題は、当時の自分には

それが本当に分からなかった

ということです。

 

 

私からみれば、

家族のためにいい仕事をして

評価を得たいと考えて、

 

そのために休日も必死に勉強を

していたのであり、

それは真実でした。

 

 

当時の私は本当に

妻が悪いと思っていました。

 

 

なぜ、その当時の自分は

自分の問題に気付けなかったのか。

 

 

これは、

自分が問題を抱えている時に

自分を合理化したいがために、

物事の見え方を無意識に

変化させてしまっていたからです。

 

 

 

 

だから、

その渦中にいる状態では

自分に問題があることに

気付くことが難しいのです。

 

 

この状態を脱するには、

自分がフラットでいられる

人間関係の中で、

 

一旦自分をリセットする

必要があります。

 

 

仲の良い友人や、

自分が一緒にいて大切に

思えるような人と

過ごす感覚を体感し、

 

その感覚を通して

自分の日々の人間関係を

見直す必要があります。

 

 

私の場合は

大好きだった祖母や、

転勤族だったために

まともに会っていなかった

父母や兄弟と会った時に、

 

一緒にいる妻や子供との

関係をふと見直したことで

自分の問題に

気付くことができました。

 

 

そして、家庭の中で

いつもどこか緊張感を感じ、

笑顔で話すことができなかった

常態から、

 

昔の様に自然に笑いながら

話すことができる状態を

取り戻すことができました。

 

 

今も休日は勉強などに

時間を費やしていますし、

中断する際は

精神的に辛い時はありますが、

 

それでも家族との時間も

楽しむことが

できる様になりましたし、

逆に、妻の方が気を遣って

時間を与えてくれることもあります。

 

 

これをきっかけに

職場でも同様の問題を

抱えていたことに気付き、

上司や同僚との関係性も

非常に楽になりました。

 

 

心当たりのある方は、

是非参考にしていただければ幸いです。

 

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。