こんにちは。aonoです。

 

 

皆さんは、会社にいると不安を

感じることはありませんか?

 

 

それは、自分の心の中で

人にバレたくない何かがあるから

かも知れません。

 

 

 

 

私は、特に朝の始業前の時間に

不安を感じていました。

 

 

朝の時間って何となく

ドヨーンとしていて、

且つ、若干ピリピリした雰囲気を

感じてしまいます。

 

 

その中でも特に苦手なのは、

休み明けの朝の時間です。

 

 

私の会社は休み明けの月曜日が

1週間で最も忙しくなります。

 

 

詳しい仕事の内容は省きますが、

土日の間に発生した案件が

月曜日に一気に入ってくるため

対応に追われるからです。

 

 

ですので、月曜日は始業の

1時間半前には出社します。

 

 

そして、担当者へ朝一で

案件を振り分けるため、

その準備を総合職中心で行っています。

 

 

朝、会社に着くと

課長と次長は既に出社しています。

 

 

専門職員や嘱託社員等も数人は

出社していますが、

彼らはこの作業には参加しません。

 

 

次席以外の総合職も

私と同じくらいの時間に来ます。

 

 

土日に発生した案件は、

コールセンターで受付されて

システム登録まで済んでいます。

 

 

私達は登録された案件を確認して、

プリントアウトすることから始めます。

 

 

一方で、コールセンターを経由せずに

受付された案件がFAXで届いていたり、

登録済の案件の追加連絡が

FAXで届いていたりします。

 

 

なかなか雑然とした状態です。

 

 

 

 

それらを整理して

担当者へ配布できる準備をします。

 

 

ここまでは時間はかかるものの、

簡単な作業です。

 

 

ここからが面倒なのですが、

実はそれらの案件の中には

一定のルールに基づいて、

他の部署に移管できるものがあります。

 

 

それらを処理したうえで、

チームリーダーの女性陣へ

案件を渡す流れとなっています。

 

 

私は、ここからの作業が

あまり詳しくありません。

 

 

というのも、

私は元々所属していた会社が

現在の会社に吸収されています。

 

 

それに伴い、

吸収した側の会社の制度に従い

システムを使用しています。

 

 

もちろん、合併の前後で

準備期間が設けられました。

 

 

しかし、私はそのタイミングで

別部門に一旦異動になったのです。

 

 

そして3年前に現部門に戻ったものの

教えてもらえる時期は過ぎてしまい、

 

この振り分け作業に関しては

別の社員が既に行っていることから、

詳しく知ることがありませんでした。

 

 

…いや、正確に言うと

 

 

「知ろうとしなかった」のだと思います。

 

 

案件を他の課へ依頼するルールは

少しずつ更改されています。

 

 

更に、課同士の話し合いにより

細かい運用が日々変化したりしていました。

 

 

ご想像がつくかも知れませんが、

「仕事を振る」というテーマの性質上、

運用に関する細かい争いが

度々発生しています。

 

 

案件をどちらの課が担当するかで

担当者同士が感情的になる場面を

頻繁に目にします。

 

 

彼女達はこの問題にかなり敏感です。

 

 

これらの対応は次長が行っており、

担当者の中にも問題が発生する度に

首を突っ込んでいく者もおり、

 

彼らはそのルールの運用に関しては

かなり熟知した存在になっていました。

 

 

しかし、私はルール自体もマニュアルを

見ないと分からない状態でした。

 

 

細かい運用などは素人です。

 

 

もし迂闊にその仕事を手伝った場合、

ルールを知らないことにより迷惑をかける

可能性があります。

 

 

ルールと異なる案件を

うっかり依頼してしまった場合、

他の課の担当者から苦情がきます。

 

 

 

 

「この件、ルールと違うんで返します!」

「ちゃんと確認して出して下さい!」

ガチャン!(電話を切る音)

 

 

こんなやり取りなら、まだマシです。

 

 

「この件、何で依頼してきたんですか?」

「あ、えーと〇〇だからそちらに依頼

 できるかと思って・・・」

 

「この場合〇〇だから違いますよね。」

「返却していいですか?」

 

 

こんな風に言われると、

明言していないものの、

 

「大丈夫ですか、あなた?」

「何年目ですか?」

 

と言われている様な気がして、

また自己否定してしまいます。

 

 

また、その案件は

私が担当するわけではありません。

当課の担当者に渡さなければなりません。

 

 

そうすると、今度は当課の担当者に

私がミスしたことがバレます。

 

 

「ダメじゃん、この人」

 

 

そう思われるんじゃないかと思い、

また不安になります。

 

 

何となくそんなことを想像し、

この作業を回避していたように思います。

 

 

私は案件の整理を終えた後、

大体トイレに駆け込みます。

 

 

会社に到着してすぐに作業に加わるので

トイレに行く暇がないのは確かなのですが、

 

トイレに行っている間に、

誰かが残りの面倒な作業に

取り掛かってくれるのです。

 

 

そして、急いで帰ってきたふりをして

トイレから戻って、

 

「あ、もう残りの作業は

 他の人がもってちゃったな。」

 

という雰囲気を醸し出しながら、

端末を開いて作業を始めます。

 

 

私の会社の端末は立ち上がるまでに

結構時間がかかります。

 

 

じーっと端末を見つめながら、

何となく落ち着きません。

 

 

周囲は何かしら、

振り分けの準備の作業をしています。

 

 

私は彼らが何をやっているのかも

分かりません。

 

 

端末をじーっと見ながら

周りが忙しそうに作業をしていると、

いたたまれない気持ちになります。

 

 

そしてやっと端末が立ち上がった後、

私は忙しそうにカチカチ、カタカタと

作業を始めます。

 

 

実際には大した作業をしていないのに

真剣な顔で忙しそうに手を動かします。

 

 

 

 

「逃げてるのがバレてるんじゃないか」

 

 

これが不安の原因であることに気付きました。

 

 

誰かに自分の正体がバレてるんじゃないかと

ビクビクしているから、不安を感じていたのです。

 

 

この仕事だけではないかも知れません。

 

 

誰しも微妙にやり方が分からない仕事より、

具体的にやり方が分かる仕事に流れがちです。

 

 

そして、分からないまま放置していると

その仕事を回避するようになり、

 

仕事を放置したり、

誰かがやるのを待つようなことが

常態化してしまいます。

 

 

そうすると、

その仕事が回ってこないかと不安になり、

今度は回避している自分が

バレていないかと不安になってしまうのです。

 

 

分からない時にすぐさま人に聞ければ、

この様な状態には陥らないと思います。

 

 

しかし、内向的な私は、

すぐに聞けずに放置してしまう癖があるため

こういった状況に陥りやすいのです。

 

 

人間にとって不安というものは、

進化の過程で身を守るために発達した感情だと

言われています。

 

 

これは、不安を生じさせる状況が終われば

消失するものです。

 

 

例えば森の中を歩いていて

外敵がいるんじゃないかという状況に

不安を覚えたとしても、

森を抜ければ不安は消失します。

 

 

それに対して、この手の不安は

ずっと継続して存在しています。

 

 

これまでの人間の進化の過程で

経験してきたものとは異なります。

 

 

これはメンタルにとってかなり悪いと

いうことに気付きました。

 

 

 

 

 

 

以前のブログでも書いたかも知れませんが

この裏には、「優秀でなければならない」

という思考が存在しています。

 

 

だから人に聞くことができないし、

それがバレることを異様に恐れます。

 

 

しかし、そもそも全てのことに精通した

会社員など存在しません。

 

 

会社の中の無数になる業務を全て熟知した

社員など存在しないし、

 

逆考えれば、私は別部門で勤務した経験があり、

彼らと比べて知っていることも多いのです。

 

 

そこに気付けるようになった時から、

私も人を頼ることができるようになってきました。

 

 

皆さんも、もし会社の中で不安を感じてしまう

ということがあれば、

 

何に不安を感じているのかを

よく考えてみることをお勧めします。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。