こんにちは。aonoです。

 

 

皆さん、仕事を抱え込むことは

ありませんか?

 

 

内向的な人の中には、

一人で抱え込んでしまう人が

多いと思います。

 

 

人に相談するのが苦手だからです。

 

 

私もそうでした。

 

 

 

 

仕事をしていれば、

自分で判断できないことが必ずあります。

 

 

そんな時、外向的な人は

「これどうするんでしたっけ?」

「ちょっと相談なんですけど~」

と自然に話しかけます。

 

 

しかも、自分の席に座った状態で、

仕事をしながら気にかかったことを

すぐさま話しかけたりします。

 

 

それが隣に座っている人の場合はもちろんですが

少し席が離れた人であっても、

大きな声で話しかけるのです。

 

 

 

 

私にはそれができませんでした。

 

 

まず、何か仕事をしていて、

分からないことが発生します。

 

 

すると、まず自分で調べます。

 

 

大体、関連していそうなマニュアル類を

一通り確認します。

 

 

次に社内のHPに落ちている情報を

一通り確認していきます。

 

 

そこにもなければ、

関連する業界誌の様なものにヒントを

得ようとします。

 

 

そこにも手掛かりがない場合、

自分でしばらく考えてみます。

 

 

そして煮詰まりながら、薄々と

「これは聞くしかないか…」

と少しずつ腹をくくっていくのです。

 

 

「聞くか…」

 

 

そう思いながらも、私の動作は相変わらず

書類を眺めた状態です。

 

 

何かを考えている様なふりをしながら、

 

 

「聞くか…」

 

 

「いや待てよ、あのマニュアルは見たか?」

 

 

と、またマニュアルやHPに情報を

探し始めます。

 

 

そうして暫く探した後、また

「聞くしかないか…」

と少しずつ腹をくくっていきます。

 

 

そのまま、また暫く固まります。

 

 

その間、無意識に相談相手の様子を窺っています。

 

 

 

 

相談相手が人と話していると

「今は話し中か…。もうちょっとしてからだな。」

と自分を納得させます。

 

 

その後、話が終わると相談相手はたいてい

忙しく手を動かし始めます。

 

 

そうすると、今度は

「今はちょっと忙しそうだな…。」

「もう少し待った方がいいか。」

と、また自分を納得させます。

 

 

しかし、相談相手が落ち着くことはありません。

 

 

そのまま誰かと打ち合わせをしたり

忙しそうに手を動かしたり、

電話で話をしたり、

会議で席を空けたりします。

 

 

その都度「今はタイミングじゃないな。」と

自分を納得させます。

 

 

この時、実は内心では

「まだ相談しなくて良い」

という安心感を覚えているのです。

 

 

それを何度か繰り返した後、

「ちょっと夕方落ち着いてからにしよう。」

とその案件を棚上げして、

暫く別の仕事をしたりします。

 

 

その間は相談することを考えなくても良いので

安心して別の仕事に集中できます。

 

 

そして夕方になると、

その案件のことを思い出します。

 

 

ここで調子のいい日は、

「あ、そうだ!あの案件相談しなきゃ!」と

自分を勢いづけて、やっと相談に行きます。

 

 

実は頭の片隅にはずっと

その案件のことはあったのですが、

敢えて「あ、そうだ!」と自分の中で

内的対話を作り出し、勢いをつけます。

 

 

別に誰が自分の内的対話を聞いているわけでも

無いのですが、

あたかも人に見られているかの様に

「あ、思いだした!」と演技をするのです。

 

 

一方、調子の悪い日は

「あぁ今日は疲れた。あの件はまた明日だな。」

「〇〇さんも今忙しそうだな。今日は無理か…」

と諦めて帰ります。

 

 

そして、帰り支度をしながらも

「あぁ、めっちゃ疲れた…」

「なんか疲れてるわ…最近」

と繰り返し自分に言い聞かせながら、

相談できない自分を合理化するということを

よくやっていました。

 

 

一回相談のタイミングを逃した仕事は

余計に相談しづらくなります。

 

 

そして、トラブルが生じるギリギリのところで

やっと相談するという形になります。

 

 

その段階ではできることは限られており

後手後手の対応となるため、

同じ仕事でも倍の労力がかかることに

なってしまいます。

 

 

そして他の仕事も回らなくなり、

どんどん仕事が遅れていくという悪循環に陥ります。

 

 

それが自己否定につながり、

更にいい仕事ができなくなる…

 

 

 

 

どうでしょう。

 

 

身に覚えがないでしょうか?

 

 

なぜ、こんなことになるかと言うと

一つは対人恐怖があるからです。

 

 

コミュニケーションが苦手な人は、

スキル不足というよりも

対人関係に恐怖をもっているために

冷静に対応できないという面があります。

 

 

忙しいのに話しかけると

「気分を害するかも知れない」

「空気の読めない奴だと思われるかも知れない」

「嫌われるかも知れない」

という様に考えて不安を感じます。

 

 

そして、相手の顔色を必要に伺い、

少し真顔になっただけでも「怒っているんじゃないか」

と敏感に反応してしまいます。

 

 

この原因の一番の本質は、

長くなるため別の機会で書きたいと思います。

 

 

しかし、簡単な対処方法としては、

自分の自動思考を拾うというのがあります。

 

 

何か感情が動いた時に

頭の中を横切った思考を拾うというものです。

 

 

例えば相談する場面では

話しかけた時に相談相手の顔を見て

「怒ってるかも」

と考えてしまうことがあるかも知れません。

これが自動思考です。

 

 

この思考は瞬間的に発生するため

意識しないと拾えませんが、

この思考が感情を作り出している原因です。

 

 

そして、たいていの場合は正しくありません。

この自動思考を意識して拾っていき、

「怒ってるかも」

「忙しいから真顔なだけで別に怒ってるわけじゃない」

と変換するのです。

 

 

自動思考を拾うだけでも、

自分の感情の動きを客観的にみることができるため

かなり不安は落ち着きます。

 

 

相談が苦手な人は、是非一度試してみてください。

もっと根本的な解決方法も

今後徐々にお伝えできればと思います。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。