スポーツと相場
サッカーワールドカップ、スイスがスペインに勝った!
メディアの報道は、スペイン、スイスに敗れる!である。 どうしてもスペインを軸に扱いたいようだ。
だが、スペインの負けよりも、スイスの1勝に価値がある。 無敵艦隊とも言われるスイスの攻撃に防戦一方だったが、一瞬の隙をぬって格好のいいシュートではなかったが1点をもぎ取った。
日本のカメルーン戦も良く似たものだが、勝ちは勝ちで3ポイント取得である。
長いリーグ戦とワールドカップやオリンピックでは戦い方が違う。 運良く2連勝できれば予選突破である。
日本はワールドカップ直前の試合で負け続けた。 運不運があるとすれば、日本は運の強い時期にワールドカップに迎えたのかもしれない。 ここ1年間を通算すれば負け越しでも、このこの2週間さえ勝てば上位進出である。
強豪選手を有する国が負けるのは、短期決戦の戦い方ではなく、長期のリーグ戦的な思考が抜けきらないからではないか。
いずれにしろ短期決戦であることは間違いない。
翻って、株式投資というか資産運用は全くその逆である。
短期志向で臨んで勝っても、それが実力だと錯覚してしまい、常勝できると思いこんで相場を張り続けると勝った分だけ失うことはままあることだ。 要は元の木阿弥、時間をかけてやったことが何も生まないことがある。
人生に運不運があるとするならば、相場の世界も同様に考えるべきでる。 常に出動するのではなく、休むも相場と考えることが肝心だ。
では、今は動くべきなのか? 休むべきなのか? と考えると、お休みモード解禁というところではないだろうか。
米国の株式市場の動きをみていると、悪材料には反応薄、好材料に敏感に反応するようになってきた。
6月いっぱいはグローバル(G7,G20)にイベント盛り沢山であり、休んでいる場合ではないのかもしれない。