こんにちは。福井のお菓子屋西勘堂西畑雄介です。

今日はいよいよクリスマス!についてお話しします。



本題に入る前にお知らせをさせて下さい。


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‥では本題です。


いよいよクリスマス!【繁忙期にこそ問われる「プロの論理」と「品質の仕組み」】

いよいよ、クリスマスがやってきます。パティシエや、私たちのような「作り手」にとって、この季節は一年で最も大きな「大本番」です。

普段から実直にお菓子作りと向き合っている人間であっても、この時期ばかりは製造量が通常の数倍へと跳ね上がり、自分たちの真価が「試されている」と強く感じます。

今回は、この多忙な時期に私たちが決して忘れてはならない「行動の原則」について、改めて整理しておきたいと思います。

1. 繁忙期は「理解度」の試験会場である

製造量が2倍、3倍と増える中で、いかに普段通りの仕上がりを維持できるか。それは、「食材や調理法をどれだけ深く、論理的に理解しているか」にかかっています。

時間に追われる中で、素材の状態を見極め、正確な工程を踏む。この「当たり前の行動」を、膨大な量の中でも完遂できるかどうかが、プロとアマチュアを分ける境界線です。 

2. 「忙しいから」はクオリティを下げる理由にならない
この時期、最も警戒すべきなのは「忙しいから多少のクオリティ低下は仕方ない」という甘い考えが組織に入り込むことです。 

論理的に考えてみてください。
忙しいということは、それだけ多くの需要があり、私たちの商品を手に取るお客様が普段より圧倒的に多いということです。 

そのタイミングで手を抜くという「間違った行動」を取れば、どうなるか。 

それは、「良くない商品を、大量のお客様にばら撒く」という、ブランドにとって最悪の結果を招きます。

 * 平常時: 100人に喜んでもらう。
 * 繁忙期(手を抜いた場合): 300人に失望を届ける。

これは、私たちがこれまで積み上げてきた信頼という「イメージ貯金」を一気に使い果たす、極めて非論理的な自殺行為です。  

3. 朝礼で共有すべき「全社的な理解」
忙しくても、商品のクオリティは一定でなくてはいけない。  

これは精神論ではなく、商売を継続させるための最低限の「仕組み」です。  

この認識は、私自身も含め、現場の職人から梱包スタッフに至るまで、全員が改めて腹に落とし込んでおくべき内容です。

明日の朝礼でも、この「品質に対する執着」を改めて全体に周知徹底します。

誰が、どの商品を手に取っても、「さすが西勘堂だ」と感じていただける。その「結果」を出すために、最高の「準備と行動」でこのクリスマスを駆け抜けたいと思います。

それではまた。