こんにちは。福井のお菓子屋西勘堂西畑雄介です。

今日は根性論で会社は救えないについてお話しします。



本題に入る前にお知らせをさせて下さい。


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‥では本題です。


「とにかく気合いだ!」「根性があれば、何でもできる!」


こんな言葉を耳にして、うんざりしている人もいるのではないでしょうか。


高度経済成長期や、昭和の時代には当たり前だった「根性論」。


しかし、令和の今、根性論だけで会社が救えるかといえば、答えはNOです。


なぜなら、根性論は社員の「エネルギー」を枯渇させるからです。


根性論が会社を蝕む3つの理由


1. 思考停止を招く

「とにかくやってみろ」という根性論は、論理的な思考を停止させます。


なぜ失敗したのか、どうすれば改善できるのか、という根本的な問いをすっ飛ばして、「もっと頑張れ」という精神論に終始してしまう。


これでは、本当の意味での成長はありません。


2. 個性を潰す

根性論は、画一的な「頑張り」を要求します。


しかし、人はそれぞれ得意なことや苦手なことが違います。根性論で無理やり苦手なことをやらせても、成果は出ないばかりか、本人の強みや個性を活かす機会を奪ってしまうのです。


3. 疲弊と離職を招く

根性論は、一時的に社員を鼓舞する効果があるかもしれません。


しかし、それはあくまで「一時的」なものです。


根性だけで乗り越えなければならない状況が続けば、社員は心身ともに疲弊し、最悪の場合、離職という選択肢を選ぶことになります。


無理な残業や休日出勤が常態化する企業に、未来はありません。


会社を救うために必要なのは「根性」ではなく「根っこ」

では、根性論に代わって、会社を成長させるために必要なものは何でしょうか?


それは、社員一人ひとりの考えとコミュニケーションを育てることだと私は考えます。 


【考えの育て方】

1. "なぜ"を問いかける文化

「とにかくやれ」ではなく、「なぜこれをやるのか?」「この仕事の目的は?」と問いかけることで、社員は自ら考え、行動するようになります。


会社のビジョンや目的を共有し、個々の仕事がどのように貢献しているのかを理解させることで、内発的なモチベーションが生まれます。


2. 個々の強みを活かす環境

「頑張り」を求めるのではなく、それぞれの社員の得意なこと、情熱を傾けられることを見つけ、それを活かせる環境を提供します。


好きなことを仕事にできれば、言われなくても人は頑張るものです。


3. 安心して失敗できる場所

失敗を厳しく咎めるのではなく、「なぜ失敗したか?」「どうすれば次に活かせるか?」を一緒に考え、次への糧とする文化を築きます。


失敗を恐れず挑戦できる環境こそ、イノベーションを生む土壌となります。


福井の食材を活かしたお菓子作りも、単なる「頑張り」だけでは成り立ちません。


生産者の方々の想いや、食材の持つ本来の魅力を最大限に引き出すための知識、そして何度も試作を繰り返す地道な努力があってこそ、本当に美味しいお菓子は生まれます。


会社も同じです。目先の利益やノルマ達成のために社員を追い込むのではなく、一人ひとりの個性や想いという「根っこ」を大切に育てること。


それが、会社を永続的に成長させる唯一の方法ではないでしょうか。 


根性論は会社を救えません。考えを育てることこそ、会社の未来を築く力となるのです。


それではまた