課題図書

厳しい暑い夏ですね。もう7月です。

今年も、夏休みの最大の嫌がらせ「作文」に困ったときのために
課題図書をご紹介します。

(1) もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
AKBの前田敦子、峯岸みなみが出演した映画でもおなじみの”もしドラ”。ポップな映画ではあるが、その背景には、経営学や社会学を専門とするピーター・ドラッカーの「マネイジメント」の考え方がある。
Amazonには『マネジメント』の内容を、「変化のときこそ、基本を確認しなければならない。ドラッカー経営学の集大成を1冊に凝縮。自らの指針とすべき役割・責任・行動を示し、新しい目的意識と使命感を与える書。」と紹介している。『マネジメント』は難しい内容だが、「もしドラ」では、それを具体的にわかりやすく物語調で綴っている。
自らの目標を達成するためにどうすればよいか、自分を振り返る機会になるので読んでみたい本である。

(2) 武器より一冊の本をください少女マララ・ユスフザイの祈り
当時史上最年少でノーベル平和賞を受賞したパキスタン人のマララ・ユスフザイさん（17歳:当時）著書の作品。受賞式典のスピーチで、「なぜ戦車をつくることは簡単で、学校を建てることは難しいのか」を世界に問いかける。また、その前年には、国連のスピーチで「女性を解放する最も有効な道具は“教育"」と述べた。
紛争が絶えない地域で生き抜いた彼女の想い、世界に対するメッセージを是非読んでみたい。

(3) アーミッシュ―もう一つのアメリカ
高度に発達した文明社会において、科学技術を選択的に受け入れるアーミッシュという民族。次から次へと便利になる世の中だが、その科学技術によって、伝統的な生活を壊さないか、また人間と人間の絆を壊さないかといった、科学技術による自らの生活への影響を考えている。
科学技術によって、我々は便利になる一方、何か大切なものを失っているかもしれない。今の生活とひと昔の前の生活で、どういった科学技術によって、生活がどう変わったか考えるきっかけになる一冊である。

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