もうひとつの19世紀  ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち | 西池ぶろぐ

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西池袋の住人が街のこと、馬や旅のことをつづります。

 国立西洋美術館へ行ってきました。

 

 現在、「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展」を開催中。でも、キュビズムにはあまり興味がない。

 

 私の目的は「もうひとつの19世紀」展。こちらは常設展会場内で行われているので、500円で鑑賞できます。

 

 

 部屋に入ると、まずブーグロー「ガブリエル・コットの肖像」がお出迎え。とってもキレイ。

 

 ブーグローというと西美にある「音楽」という作品しか思い当たらず、全然絵のタッチが違うので驚きました。

 

 今回の展覧会はブーグローとジョン=エヴァレット=ミレイの作品を中心として、西美のコレクションをまとめたもの。だから、ほとんど見たことがある絵なのですが、テーマに基づいて集めて展示すると、また違った印象を与えてくれます。

 

 ポスターにもなっている、ブーグロー「小川のほとり」。目力があって、絵の中の世界に引き込まれそう。

 

 ブーグロー「少女」。元々市場販売を目的に書かれた作品だそうで、あざと可愛さがすごい。

 

 そして私が大好きで、何回も紹介したことのある、ミレイの「あひるの子」「狼の巣穴」。幸せになれる企画展でした。

 

 これからは、常設展の新収蔵・初公開作品をご紹介。

 

 ギュスターヴ・ドレ「松の木」。なかなか味わい深い。

 

 ホアキン・ソローリャ「水飲み壺」。スペインで伝統的な素焼きの水飲み壺を描いた作品。親子の情景がいいね。

 

 セザンヌ「散歩」。どうもセザンヌが描く人物画は好きになれない。

 

 カリエール「モデルによる習作または彫刻」

 

 マイヨール「花の冠」

 

 ストリンドベリ「インフェルノ(地獄)」。スエーデンの劇作家で絵も描いています。森の中の嵐のようなのですが、何だかわからんけど、迫力がすごくて、引き込まれる。

 

 「もうひとつの19世紀展」オススメです。500円で見られますからね。