山種美術館 桜さくらSAKURA2020 | 西池ぶろぐ

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西池袋の住人が街のこと、馬や旅のことをつづります。

 先週の日曜日に山種美術館に行ってきました。

 

 この時期は美術館でお花見という展覧会が増えていますね。

 

 いつものように、私が気に入った作品をご紹介。

 

 最初の展示が松岡映丘の「春光春衣」。華やかな絵がトップにふさわしい。

 

 小林古径の清姫のうち「入相桜」。清姫8部作はどれも素晴らしいですね。

 

 横山大観春の水・秋の色のうち「春の水」。うららかな春って感じ。

 

 奥田元宋の「奥入瀬(春)」。昨年展示された「奥入瀬(秋)」と対になる作品。この絵も大作で、本当に素晴らしい。これを見るだけで、この展覧会に来る価値があります。いつか春と秋を並べて見てみたいものです。

 

 奥村土牛「吉野」。花に曇った吉野の山々がすてき。この絵のとなりに石田武の「吉野」という作品があるのですが、ぜひ見比べてください。写実的な桜よりも淡い桜の風景の方が、心にしみます(私的には)。

 

 最後に紹介するのは速水御舟の「夜桜」。この展覧会には夜桜の絵もたくさんあるのですが、なぜかシンプルなこの絵が一番気に入りました。桜の枝だけなのに、色遣いで夜桜ってわかる技量がすごい。

 

 展覧会を見たあとは、カフェでお茶。山種美術館は展覧会ごとに、作品をモチーフにした和菓子が作られるのが楽しみ。

 

 橋本明治の朝陽桜をモチーフにした「陽春」。

 

 冨田渓仙の嵐山の春をモチーフにした「春のけしき」。

 

 この後、目黒川の桜を見に行ったのですが、3分咲きくらいだったけど、交通整理の人がでるほど人がたくさんだったので、すぐ帰っちゃいました。この土日はどうだったのかな。

 

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