第037話 『怪獣総攻撃（前編）』 （Bパート）
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【ＵＳＴ作戦室】
カジ
「なんだって？
ピグモンを保護した！？」
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【科学センター 第６研究室】
ナワテ
「そうなんです。
ピグモンは山中の洞窟に、幽閉されていた。
シーボーズはそれを、助けようとしてたんです。」
マキノハラ
「今、ピグモンの言う事を、分析・翻訳しとるが。
どうも、ジェロニモンが復活したらしい。
自らの蘇生能力で蘇った、ジェロニモンが、
再び人間、ウルトラマン、ウルトラセブンに倒された、
これまでの怪獣を復活させて、攻勢に出たんだ。」
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【ＵＳＴ作戦室】
カジ
「すると今度こそ、60頭…
いや、それ以上の怪獣が！？」
マキノハラ
『そう言う事になる。
前回の教訓で、まずピグモンを封じようと、
今度は山中に、閉じ込めたのだろう。
おかげで今回は、一歩先んじられた。』
カジ
「そうだったのか…」
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【大阪】
巨大サイズになって、蘇ったタランチュラが、
ビルに糸をかけ、巣をつくりながら暴れています。
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【香川】
地面を突き破り、現れるゴーガ。
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【紀伊水道沖 洋上
第２艦隊旗艦 ≪淀≫ブリッジ 】
通信員
「司令、海保からの連絡です。
瀬戸内に、空飛ぶ怪獣が２体出たと…」
ユゲ（第２艦隊提督・ＩＤＭＮ）
「瀬戸内？
映像か画像は、無いか？」
通信員
「待って下さい…」
すぐにスクリーンがつくと、映像が出ます。
ガメロンとそれを追う、怪竜でした。
ユゲ（第２艦隊提督・ＩＤＭＮ）
「これは… ほっとけ。」
通信員
「えっ？ 良いんですか？」
ユゲ（第２艦隊提督・ＩＤＭＮ）
「これは多分、人畜無害だ。
こっちは今、それどころじゃない。」
通信員
「は、はあ？」
転進する第２艦隊。
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【北九州】
暴れるナメゴン相手に、接近しては離れ、
フットワーク良く、善戦するアギラ。
光線も素早く避けると、首にしがみつき、
そのまま、押し倒します。
ムラサメ（第４師団長・ＩＤＭＡ）
「よし、上手いぞ。
このまま、アギラごと撃て！」
軽巡隊が、人工降雨弾を撃つと、
頭上で爆発、海水の雨がシャワーのように降ります。
やがて、ぐったりと半分溶けた、ナメゴンを置き、
アギラが顔を上げて、勝ちどきを上げます。
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【奈良】
チャンドラーの突風に、苦戦する空・陸軍。
そこに飛んで来る、≪アークソード≫。
ユルガ
「落ち着いて下さい。
全方向同時には、風撃は出来ない。」
正面の部隊が、気を引きながら、
後方から突っ込む、≪アークソード≫が、
攻撃をかけると、爆発、倒れます。
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【新潟】
数体のガラモンが、町境まで来ますが、
別方向から現れたゼットンが、進路上の、
邪魔なガラモン数体を、叩き伏せて進みます。
小隊長
「ど、どうします？」
シノバズ（第12旅団長・ＩＤＭＡ）
「とりあえず、ゼットンはやり過ごし、
ガラモンを一つずつ、確実にやろう。」
軽巡隊の、電波位相消滅砲を浴びせながら、
重巡隊の攻撃で、ガラモンを倒していきます。
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【北海道】
第２航空団、第７師団と、交戦中のゴメス。
その時、ミクラスが現れます。
ヌマキ（第７師団長・ＩＤＭＡ）
「ミクラスに当てるな！
背中側の部隊が、攻撃するんだ。」
猛砲火に、徐々に弱るゴメスに、
最後はミクラスが、突き倒してとどめを刺します。
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【日向灘沖 洋上
第２艦隊旗艦 ≪淀≫ブリッジ 】
海上のラゴンに対して、攻撃中の第２艦隊。
ユゲ（第２艦隊提督・ＩＤＭＮ）
「最低限、豊後水道は守れ。
倒せなくとも、陸に近寄らせるな。」
口からの白色光線によって、軽巡≪刀利≫（とうり）、
≪葛葉≫（くずは）、駆逐艦≪紫雲英≫（げんげ）と、
次々に被弾して行きます。
ユゲ（第２艦隊提督・ＩＤＭＮ）
「損傷した艦は、無理せずに下げるんだ。」
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【静岡】
暴れている、２体のゴルドン。
攻撃をかけている、第１航空団。
イマイ（第１航空団長・ＩＤＭＦ）
「少しでも太陽を背にしろ。
それから照明弾、吊光弾、星弾は、
あるだけ全部、発射だ。」
飛来する≪アローウイング≫が、戦闘に参加します。
ユリコ
「地底にだけ、逃がさないで！」
イマイ（第１航空団長・ＩＤＭＦ）
「了解だ！」
何とか撃破されるゴルドン。
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【仙台】
山中にたたずむ、ワイアール星人に、
攻撃をかける、空・陸軍。
燃焼弾、ナパーム弾の波状攻撃で、
炎に包まれる、ワイアール星人。
そこに≪エンゾルカ≫が、飛んで来て、
大型ミサイルを放つと、全体が爆発します。
ゴウリ
「や、やったか！？」
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【岡山】
巨大なダリーが暴れ、ノイザーが戦っています。
泡を盛んに吐き出すものの、ノイザーの羽ばたきで、
逆に自分にかかってしまい、もがくダリー。
ニシムラ（第13旅団長・ＩＤＭＡ）
「よし、今だ！」
ひっくり返っている所に、集中攻撃を受け、
ついに撃破される、ダリー。
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【青森】
街外れの林で、争いになっている、
ネロンガとリッガー。
しばらく様子を見、ある程度戦わせた上で、
集中攻撃に出る、第３航空団と第９師団。
が、
ネロンガの電撃で、徐々に被害が出ます。
ヒデコ
「スタンバイＯＫ、
攻撃開始します。」
≪アーク３号≫から発進した≪バリー・グランザー≫の、
電磁散乱弾が空中で、立て続けに爆発すると、
銀色の粉が、舞い飛びながら漂い、
電撃が、直進しなくなります。
そこに攻撃をかける、ゴウリの≪コンプリー≫。
さらに空・陸軍も、集中攻撃をし、
なんとかネロンガ、リッガーを倒します。
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【大阪】
巨大なタランチュラに対して、遠方から、
火炎砲、電撃、冷凍弾で攻撃をかける、
第３師団の軽巡隊。
少し離れた場所から、見ている、
旗艦≪岩尾内≫（いわおない）の、
ユリシキ師団長。
ユリシキ（第３師団長・ＩＤＭＡ）
「街中では、攻撃方法が限られると思ったが…
何とか、なりそうだな。」
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【香川】
光線を放って、暴れているゴーガ。
そこに大型ミサイルが、飛んで来ます。
爆発が何度も起こると、次第に煙が晴れて行きます。
クマノ（第14旅団長・ＩＤＭＡ）
「やった…ようだな。多分。
海軍に礼を、言っとこう。」
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【紀伊水道洋上 第２艦隊】
ミサイル戦艦≪雲仙≫、≪阿蘇≫から、
まだ発射煙が、立ち上っています。
ユゲ（第２艦隊提督・ＩＤＭＮ）
「町中で無いのが、幸いだったが…
冷や汗ものだな。」
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【山梨】
病院に迫る恐竜戦車にアロン、ケロニア。
必死に防戦している、第７航空団。
そこにゾフィが、現れます。
先頭の恐竜戦車に向かって行き、押し返すゾフィ。
ツガワ（第７航空団長・ＩＤＭＦ）
「い、いくらゾフィでも、３体同時は無理だ。
援護するぞ。
何としてでも、集中攻撃はさせるな。」
ゾフィも、集中攻撃を警戒してか、
スラッシュショット、アームバルカンで、
盛んに牽制攻撃をしますが、あまり効いてない様子。
恐竜戦車を抑えると、向かって来るケロニア、
アロンを、必死に蹴り上げ、
第７航空団も入れ代わり立ち代わり、攻撃をかけます。
その時、飛来する≪アーク１号≫。
ユルガ
「ケロニアをやる。」
ユリコ、ナワテ
「了解！」
ドッキングアウトした、３機の攻撃に翻弄され、
一時ケロニアが、戦線離脱している間に、
ゾフィは恐竜戦車が、砲撃の最中に、
カウンターのように、ネオアタックビームを照射。
砲身を誘爆させ、もがくところに、
スパークショットを放って、倒し、
アロンには、サブグレイダー・マルチショット。
分割した光の三日月が、首と両手を切り落とします。
最後のケロニアには、ウェドウィン・ニードル。
針状の光線が、照射されると、
硬直して粒子化、吹き飛ばされるようにして、
消えて行きました。
カラータイマーは赤で、激しく点滅していましたが、
何とか、乗り切りました。
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【地下】
唸りながら、動いているジェロニモン。
【第037話・怪獣総攻撃（前編）終わり（続く）】
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