既にOmega v21のalpha2がリリースされている。
まだ弄るには早いかなぁ?
毎度、kodiのメジャーバージョンが上ると、とりあえずラズパイにインストールするのだが、
まぁ、ろくな事が無い。
まず、ビルドが完了するまでに一騒動。
運良くインストール出来ても、使用するアドオンのアップデートや数々の不具合。
まともに使えれば御の字である。

ただ、ブツブツ文句を言いながらも試さずにはいられないのだが。。。

そんなわけで、今回も現時点でv21のalpha2をラズパイ3にインストールしてみる。
最近ではスクリプトが用意されてるので、事前に細かな設定を気にする必要がない。
これを実行するだけで、後はインストールパッケージが作成されるのを待つだけ。
そうはいえ、毎回必要なライブラリモジュールが追加されるため、ビルド前のフェーズで止ることが常である。
今回もlibdisplay-infoが足らないとの事で一旦停止。
ただ、必要なものはtools/depend内に用意されているので、これをコンパイルすれば問題無い。
ライブラリを用意した後は、何事もなくkodiパッケージの作成が完了した。

次の関門は、作成されたkodiが起動出来るかである。
設定はさておき実行させてみるが、幸運にも問題はなさそう。



そして、意外だったのがアドオンを含めてNexus v20のものを普通に認識した事。
一通りGUIを比べてみるが、v20とまったく変りがない。
なる程、日本語パックですら、そのまま適用されたことに納得した。
この時点で、唯一未対応だったのが、joystickのドライバだけである。

本家リリース情報をみるが、目立って新しい機能は見あたらない。
気になったのはffmpeg 6.0の採用くらいだろうか。
v20のffmpeg 5.1.2が酷かったので、これは吉報である。
早速、ファイルマネージャーからtsファイルを直接選択して動作を確認してみる。
v20においては、現時点でもresume問題を抱えている。
しかし、本バージョンではスッキリと解消されいる。
当然だが、再生やシークも安定している。
ここままで問題が出ないのは拍子抜けである。

メジャーバージョンが上るたびに悩まされるメモリリークはどうか?
ラズパイkodiにおいては恒例の不具合なのだが、今回はその限りでないようだ。
動画ファイルやストリーミングの再生やシークも安定している。

v21において、派手な変更はみあたらない。
進化という意味では期待外れなのかもしれないが、
そもそも、Matrix v19のような劇的な変化は今更不要だと思う。
自身が必要としている機能は、もう十分である。
今回のように、少し歩みを止めて不具合のfixや既存機能の安定化を図ったことは正解だった思う。

上記通り、安定しているうえ、v20のアドオンがそのまま使えるので手間は要らない。
v20を捨てでも、v21を使うべきかもしれない。

まだalpha2と言う勿れ!