先日、kodiの最新バージョンであるNexusが正式にリリースされたとの事。
早々に試したかったのが体調不良のためスタートダッシュに出遅れてしまった。

Windows版に関してはalpha2を使っているので、今更である。
何はともあれラズパイで試してみたい。
また、TVサーバー側はEPGStationのバージョンアップの際、
raspberrypi osの64bitに切替えている。
今回、Nexusを入れるに際しては、
クライアント側もraspberrypi osの64bitにしようと思う。

さて、どのForkを使うか。
Matrixではgraysky版一択だった。
内包するFFMPEGとラズパイとの親和性が良く、
唯一、TV再生開始時の乱れが無く、録画再生時のシークも完璧だった。
またcommitも頻繁に行なわれるので問題があっても早期の改善が見込める。

もう1つの選択肢としてpopcornmix版がある。
先入観なのだが、ラズパイといればこれ。
何故かそんな感じが拭えない。
急ぐ訳でなし、とりあえずこれから試すことにする。

インストールは説明不要だろう。
ビルドからパッケージ作成までスクリプト1つで全自動である。
今回も、スクリプトの実行からパッケージの生成まで止ることなく無事完了した。
さて、リリース早々のものだがどの程度使えるのか。
今回はpvr周りのみを確認する。

ざっくりと、一通り使ってみたが問題なさそうである。
前回程にはインパクトある変化が無かった分、
無難に動作していると言うことだろうか。
ただ、TV視聴開始時に画面が一瞬乱れるのは気になる。
一瞬なのだが、現在使用しているMatrixでは無い症状なのでストレスを感じる。
このあたりは、kodiの問題というよりは依存するモジュールの影響が大きそうである。

ちなみに、FFMPEGを共有するかたちにしてjc-kynesim版を組み合せてみたが、
特に改善はみられなかった。
それどころか、メモリリークしている兆候さえみられる。
まだ、常用するには問題有りかもしれない。

そして、最後にgraysky版を試してみる。
インストールは上記ものと同様。

先の版で気になったTV視聴開始時の乱れはどうだろうか?
いやはや、まったく問題無し。
今、常用しているMatrix同様に再生開始するまでの乱れはない。
当然だが、録画の早送り、巻き戻し、またコマ送りなどシーク関連も問題無い。

まだまだMatrixから乗り換えるには尚早かと考えていたが、
少しばかり心が揺らぐ。

そうなると、若干気になるのはWindowsで用意されていたアドオンに関しての事。
ラズパイで試す前にWindows用の正式リリースをインストールしたのだが、
Matrixでは用意されていたゲームのエミュレータ関連一式がリポジトリに見当らなかった。
多少、何でもあり感があるkodiのアドオンであるが、
流石に問題があったのだろうか。
それとも、暫くしたらシレッとリポジトリにあがっているのだろうか。

その辺り、もう少しばかり様子をみるのが無難なのかもしれん。

ところで、今回使用したpvrアドオンなのだが、
Nexusの正式リリース版では、
要求するpvrアドオンの依存バージョンが上ったようである。
そのままでは使っていたpvrアドオンが弾かれてしまうため、
アドオンの定義ファイルを修正した。

pvr.epgtest
pvr.edcb