DTV関連の事をネットで調べているとTVRockのワードをよく見掛ける。
流石に古い記事だろ、
なんて思っていると2、3年前のものである。
使い続ける人の理由が気になる。
余程のパソコン音痴か、一般人の思考を凌駕したマスタークラスの使い手か?
かく言うわたしも10年前に購入した3万円ノーパソを、今だにメインで使い続けているのだが...。

丁度その当時は、まだTVTestをメインに使っていたと思う。
ただ使うよりも環境を弄ることが楽しくて多くの時間を費やしていた。

ただ、本格的に使いだすとそれほど使い勝手が良いものでもないと悟るはず。
あくまでも、家電TVの代用として使う前提の話だが。

使用していたはintel core i7のpc。
このマシンにTVTestとEDCBをインストール。
録画と視聴が兼用である。
ちなみに、このpcはエンコード用として今でも活躍している。

さて、何がそんなに悪いのか?
まずは、pcが発する騒音。
今でこそ、最新のcpuは発熱も少なくcpuファンの音も小さくなったと思う。
まぁ、それでも異常な音はしないだけ。
それなりにはある。

少し神経質なのかもしれんが、周りが静かになった夜は特に。
更に、夏だとpcの発熱で若干温度が上るのも気になる。
そして、電気代...。

「そんな事で?」って一笑されるかもしれない。
ただ、貧乏している人には理解して頂けるはず。
夏、エアコンを付けずに過していれば、プライオリティの高い問題であることを。

まぁ、そんなことは妥協出来たかもしれない。
決定的だったのが「番組表」である。
TVTestを使う全てのひとに問いたい。
こんなオマケみたいなもので満足しているのか?
ググれば自分なりにカスタマイズしているようだが、限界はあるだろ。
これでは、家電TVの代用はできない。
字が小さく、更にリモコンの操作の割り当てがまともに出来ない。

そんな事から、TVTestの代りとして探しあてたのが「kodi」。
理想はtorneの番組表だったのだが、そこまでは望むまい。
また、TV視聴以外にも動画整理出来る事がピタッとあてはまった。
これだ!
そう確信。

そんな風に浮き足立ったのはよいが、いくら探せどEDCB用のpvrアドオンが見あたらない。
そもそも、日本において認知度の低いkodiである。
EDCBに人気があろうと、作り手が現れないのも頷ける。

そんな訳で、chinachuからEPGStationと移行しつつ、今日に至る。

くどいようだが、TVTestとEDCBをテレパソとして使用するのが悪い訳ではない。
録画システムとして考えれば使い勝手良く、むしろEPGStationよりも優れている。
ただ、家電TVの代用としては残念だと...。

しかし、EDCBをサーバーとして「kodi on ラズパイ」クライアントが成り立てばどうだろう?
あれから数年経った今でも、EDCB用のpvrアドオンはネット上に存在しない。

今更だが、EDCB用のpvrアドオンが作れるのか試してみた。

そうはいえ、ここ数年EDCBを触ることなく放置している。
データファイル更新日付は2018年。
当然、使い方等すっかりと忘れている。
とりあえず、EPGを更新するとチャンネルは歯抜けであるが問題なく取得できている。

そして、READMEを読み設定状況を思いだしながら確認してみる。
既にEpgTimerSrvはwindowsサービスにしているようだ。
これで、EDCB側はそのままサーバーとして使えそうである。

次は要のpvrアドオン作成。
そう言えど、自分で一から作れる程のスキルを持ち合せていない。
そんな事で、まずは使えそうな材料は無いかネットで調べてみる。

関連するossは、ほとんどが2019年前後で更新が止っている。
その数年前頃には、linux上で連携を取るようなものが多く開発されているようだ。
少し心強いのだが、それらも今では更新がピタリと止っている;

心もとないが、それらのなかから用途にはまるものを利用して試作してみた。
まぁ、直ぐに問題にブチあたり諦めると予想していたのに。
それとは裏腹に問題無く、EPG表示からライブTV視聴までは試作できた。

正直、EPGStationやchinachuのpvrアドオンに比べて遥かに作り勝手が良い。
まず、サーバー側から取得できる情報量が多い。
それに、なんと言っても取得データがCの構造体で扱える事。
今は最低限の機能を試しただけだが、だんぜん期待が持てる。

問題は、使わせてもらっているモジュール。
中身はブラックボックス、更に言えば開発が完全停止している事。

問題が見付かれば、その時点でドボン!

さて、ゴールまで辿りつけるか?
さながら「[映]恐怖の報酬」である。