普段使っているkodiはラズパイ3に載っけたLeia。

テレビ、動画、ゲームにラジオ。
細かな不満を除けば、手を加える要素は皆無。

ただ、最近ではMatrixからNexusへとシフトする流れとなっている。
そろそろ、ラズパイ4も視野に入れるべき段階に来ているのかもしれん。

そうなると、いつでも切り替えることが出来るようにアドオンを準備しておきたい。
しかしながら、どれもこれも中途半端。
直ぐに再構築とはいかないのが現実。

特にゲーム関係は、環境リセットすると戻せるか分らないほどカオスである。

そういう事で、少しゲーム関連のアドオンを整理してみる事にした。
今さら困難な道を歩むつもりはない。
なので、出来る限りリポジトリに用意されたものを活用したい。
LibreELECを使えば、更に多くのモジュールがリポジトリから取得できることだろう。
しかしながら、この選択は自由度の低さが難点。
なので、LibreELECは却下。

まずプラットフォームは、ラズパイ3にRaspberry Pi OS Liteを入れたものを選択する。
また、kodiのバージョンはMatrixを使用。

今回、ゲームアドオンでも、特にmameをベースとしたレトロゲームを対象とする。
フリーのゲームも複数あり、問題なく楽しめると思う。
また、そのお手軽さはコンシューマゲーム以上にkodi向きとも言える。

では、レトロゲームのアドオンとして、どの様なものがあるのか。
方法としては2通りある。

1.ランチャーアドオンを用いて外部プログラムを使用する。
2.アドオンとして組み込んだlibretroのモジュールを使用する。

ランチャー使用する方法は至って簡単。
予め、外部プログラムとしてmame、又はretroarchをインストールしておく必要がある。
後は、ゲームランチャーとしてAMLアドオンを入れるだけ。
何れもaptを用いてレポジトリから落すことが可能なので手間は要らない。
mameを使用するなら、mameとゲームromのパス、そしてromリスト用のディレクトリを指定するだけ。



ただ、初回設定スクリプトを実行して完了となるのだが、それなりに時間が掛る。
このスクリプト実行に関して、ラズパイ3でありがちなswap memoryの拡大設定が必要かもしれない。
また、retroarchの使用に関しては、以前にチャレンジした際に初期設定で大いに躓いた。
結局、mame.xmlファイルを適当に拾ってくれば解決したのだが、こだわりが無ければmameの使用を勧める。

また、ランチャーを使用する場合、ゲーム使用時の設定は当然ながら外部プログラム側となる。
よって、kodiでの作業は以上で完了となる。

ランチャーを起動させてみると、立ち上がりの遅さが若干気になる。
ラズパイ3だから仕方ないのかもしれない。
最初に表示されるのはプラットーム毎に分類されたリスト。



そして、各々のリストには使用できるゲームが並ぶ。
保持しているrom情報はタイトルの後ろに記されたアルファベットで表される。
例えば、使用可能なromを保持していれば、大文字で「R----」と表示される。



いちいち数千の中から目的のゲームを毎度選択するのは面倒である。
しかし、フィルターやお気に入り設定を利用すれば問題ないはず。
また、各々romの情報はインストールしているmameで使用できるものかを確認するのに必要である。



各種の情報プロバイダの様に、パッケージのイメージ等を含めることも可能。
上記のことから、コアユーザーにはこの方法をお勧めしたい。

そして。。。

長々と記した後で申し訳ないが、この方法には残念なことがひとつ。
今回使用する環境ではお勧めできないのである。

いざ、この環境と設定でランチャーから起動させるとその訳を理解できる。
きっと、プロセスが生成されるだけで画面が切り替わらないはず。

実のところXやwayland等のwindow systemが入っていないと画面が切り替わらないのである。
外部プログラムを使用するため、それら処理はwindow systemで管理される必要があるらしい。

最初に記した通り、ラズパイ3を軽量で使いたいがためのRaspberry Pi OS Lite選択である。
このOSに対してX等を入れるのは、今回の趣旨から外れてしまうことになる。
そういうことで、この方法は選択肢から除外することにする。
そもそも、ライトユーザーからすると、このランチャーは冗長に感じる。

あくまでも、ラズパイ3にXを入れるのが悪い訳でなく、個人的な拘りだけでなのであしからず。
もっとも、ラズパイ4をデスクトップ込みでインストールすれば全て解決なのだが...。

ちなみにではあるが、window systemが無くとも代替手段がある。
framebufferを直接使用するらしいのだが、気になる方は一読を。

https://github.com/yimyom/odroid-xu4-setup

では、もう一方の選択肢。
libretroを用いる方法について。

以前ブログに記しているのだが、Leiaで構築済みのゲーム設定である。
使えるのかと言われれば、至極快適である。
まさしくライトユーザー向きといえるもの。
今回の主な目的は、この設定を何如に整理した上でMatrixへ移行するかである。

早速、構築済みのLeiaを入れたsdカード内から当該ソースやバイナリモジュールを確認する。
どのソースを使ったのか?
それとも、ビルドせずに何処からかモジュール落してきたのか?
設定ファイルはどうしたのか?

いやぁ〜、とっ散らかってるな。
整理するには、時間が掛りそうである (汗