前回ブログの続きです。
libaribcaptionをサポートするFFmpegパッチを見つけたところから。

まず、このライブラリはデジタル放送の字幕データを処理するもの。
デコードはもとより、各字幕形式への変換、更にはbitmap形式への変換にも対応している優れもの。
なにより、現在進行形で開発されているのが心強い。

そして、上記パッチ。
これにより、libaribcaptionをFFmpegに組込んでくれる。

ちなみに、kodi v18以前の依存ツールとして用意されているFFmpegは使用出来ない。
これらバージョンはarib b24が未サポートである。

さて、後はkodiから字幕をオーバーレイ表示するだけ。
まずは、kodiの当該処理をソースから確認してみる。

ass等のメジャーな字幕形式は各々に用意された処理を経由してレンダリング、そして表示される。
それに対して、arib b24を含むそれ以外の字幕形式はbitmap形式のみサポートされる。

そう、もうお気付きだと思う。
上記、FFmpegへのパッチをあてた時点でデータ放送の字幕データが表示出来てしまうのである。

これで、表題にある"超簡単"と言う言葉に納得頂けたと思う。

実装出来たなら、早速試してほしい。
さぁ、LIVE視聴で字幕をON !