いよいよラズパイ3対応したLibreELEC 10.2がリリースされされた。
また、popcornmix版のブランチgbm-matrixも更新されている。
ここ半年程、いろいろ試してきたがよくやく正式対応。

LibreELECのリリースノートを読む限りでは、完璧とはいえないようである。
「ラズパイ3初対応なので、まだまだ問題あるかもよ」との事。

そう言っても、期待値はMAXである。
「またまた、謙遜してからに。全ての諸問題は解決しているんでしょう。」っと、
そんな気持で臨んだのだが...。

前置きはともかく、ラズパイ3で使うべく準備する。

とにかく、libreELECは簡単に使えるように出来ている。
ただimgファイルを書き込むだけ。
起動時、GUIを用いてネットワークや各種サーバー関連の設定ができる。

また、必要なアドオンもlibreELECのリポジトリから全てが揃う。
fan-shimやgame emulaterまでコンパイル不要なのだから世話ない。
ただ、コンパイルが必要になった場合はどうなんだろう。
自身ではsdrラジオのサーバーをtvクライアント側のラズパイ3に入れている。
リポジトリで用意されていなものを利用するは手間そうである。
そのあたりは、iphoneと似た匂いがする...悪い意味で。

そういうことで、アッと言う間に準備は整った。
ざっくりと、一連の動作を確認するが問題なさそうである。

さっそく気になっていた点を確認してみる。
それらは、ざっくりと三つ。

1.動画再生やpvrアドオンにてライブ視聴すると使用メモリが微増する.
2.番組表が稀に欠けている事がある(v18では問題無かった).
3.timeshiftで問題が発生する。

四の五の言いたいことはあるが、割愛して進めていく。

まずは1のメモリ関連。
動画やライブ視聴を繰り返して、使用メモリを確認する。

結果はダメそうである。
徐々に増えていくことが確認できる。
以前は設定を疑ったりしたのだが、libreELECなのでその要因は除外できる。

次に2の番組表に関して。
これに関してもダメそうである。
使用するpvrアドオンは自前のものではある。
当然バグが無いとは言い切れないが、Leiaで問題無いことは確認できている。

疑わしき要因はkodi側にも有る。
v19においてEPG処理に結構な手を加えているようである。
直近でも、バグfixが多くcommitされているのが目につく。
ただ、これに関してはラズパイ3に特化している訳でないのだが。
いずれは、バージョンアップで改善されることを期待したい。

最後に3のtimeshit機能。
これが使えなかったらMatrixを使う意味が無い。
ラズパイ3で使うLeiaに1mmも問題無いのだから、そちらを使えば良い。

まず、timeshiftを使ったライブ視聴から確認する...が、
しかし、20〜30分程度の視聴で画面が止り音声だけになる。
念のため、その他の機能を試してみたが、長時間のポーズでもフリーズした。

ちなみに、windowsでは問題無い。

結局、気になっていた点、何一つ解決していないことが分った。

v19のラズパイ3対応に、ここまで時間を費した事を考えると一朝一夕には無理かも。
本リリースにて一般ユーザーの手に渡り、更なる問題が出てくる事は容易に推察できる。

ラズパイ3のdecode機能を捨てた時点で、素直にラズパイ4へ移行するべきだったな...
Matrixを使うのであれば。

結論として、Leiaを使うことに決めた。
ラズパイ3を使っているのにdecoderを使わないのは無意味だと悟った。
ライセンスまで買っているのに...。