去年末、hwデコードを機能させるまでに至ったkodi v19 on ラズパイ3。
ビルドからインストールまでは、前回ブログの通り無事に完了。
hwデコードを使用した動画再生、ライブ視聴までは動作を確認。

では、その使い勝手は如何なものか?

新機能に関しては冗長であるように感じていたのだが、思っていた以上に使える。
普通に使っていて利用する場面は以外と多かった。

まず、チャンネルグループのアイコン。
これらグループアイコンを選択することで番組表を任意のグループに切替えが出来る。
従来は番組表上の行にカーソル移動する必要があった。
この場合、チャンネル数がそれなりにあると移動が面倒である。
しかし、チャンネルグループアイコンを利用すれば労することなく切替可能。
普段はお気に入りのチャンネルグループを使用。
ザッピング時は全チャンネルグループに切替える。
そんな時、それぞれのグループアイコンを選択するだけなので、カーソル位置を気にしなくてすむ。

次にリマインダー。
これに関しては、録画すれば事足りると言えばそうかもしれない。
ただ、チューナー数が少ない場合は、何でも録画とはいかない。
このリマインダーはその微妙なところをサポートしてくれる便利もの。
番組に興味は有るが録画するまでもない場合。
そんな時に出番となるのがコレ。
忘れていたときに「始まるよ〜」と知らせてくれる。
「そこまでしてテレビを観たいのか?!」
そう言わずに、一度使ってみてほしい。
あぁ、使ってみれば便利かもしれん...そう納得するはず。
新たに追加されるくらいだから、賑やかしの為だけではない。

最後にタイムシフト。
これに関しては言うまでもない。
リアルタイム視聴していれば、ほぼ間違いなく使う。

少し戻って觀なおしたい時。
ポーズを掛けてチョット離席等々。
様々な場面で視聴を助けてくれる。

以上、良いことばかり。
では、早速v19に移行するか...。
いやいや、そうするには早計である。

そもそも、それ程までに完成しているなら既にリリースされているだろう。
黙っていたのだが、問題もある。

ある程度使ってみたところでシステム情報を確認すると想定以上にメモリが消費されている。
どこかでメモリリークしている様である。
確信はないのだが、TV録画再生やリアルタイム視聴に問題が有りそうだ。
更に、24時間程連続稼動させていると動画再生の挙動が怪しくなる。
まぁ、使ってみれば分る。
常時使えるものではない。
hwデコード対応のkodiに問題があるように思うのだが...。

念のため、Windowsで本家kodi v19を試したが問題は見受けられない。
正式にリリースされているものなので、当然ながら安定している。

やはり、hwデコード頼りの動画再生や機能追加の負荷を考慮するとラズパイ3ではv18までが妥当なのか?
正式リリースされるであろうラズパイ3対応は、全ての問題を解決してくれるのか?

うぅぅん...ラズパイ4 + v19も有りかもしれん。

kodiにラズパイ4はオーバースペックだと確信していたが、その信念も揺らいできた。
さて、どうしたものか...。