録画用ハードディスクの残容量が200Gを割ったので日本橋の電気屋街に買いに出掛けた。
いつも通り2Tのハードディスクを買ったのは良いが、それだけで帰るには電車賃がもったいない。
ついでにラズパイ関連の商品を見るため、品揃えが良い店を回る。
最後に寄った千石電子のラズパイコーナーでゲームコントローラーを発見。
いやいや、以前からずっと置かれてたのだが興味ないので見過していただけ。
先日にレトロゲーム環境ができたとはいえ、それがゴールだったのでスルー...。
そう思いきや、値段をみると510円?...510円!...510円;

ワンコインならと、つい買ってしまった。



購入したゲームコントローラーも問題なく遊べるのは確認できた。
当然だが、キーボードよりもコントローラーを使う方が快適なのは間違いない。

ここまで用意したなら、少しだけ欲がでてきた。
現状は、ファイルマネージャーからゲームを選んで、更にRetroPlayerを選択する。
ランチャーを使えばもっと便利なのに。

そういうことで、ランチャーからゲームを選んで起動できるようにしてみたい。

まず、kodiのアドオンリポジトリからゲームプロバイダーの項目を確認。
唯一、「Advanced MAME Launcher(AML)」だけが存在する。
とりあず、これなら間違いないものであろう。
そんな勝手な思い込みからAMLをチョイスした。
(後で、ブログを見返したら昨年にも少し試していた;)

ただ、AMLについて詳しく調べてみると先のブログに記したものと大きく異なる。
まず、RetroPlayerは使用しない。
そして、AML以外のゲームアドオンも不要。

AMLでは外部のゲームエンジンを使用することになる。
使用するゲームエンジンとして次の二つから選択する。

Vanilla MAME
RetroArch


今回は、RetroArchを使ってラズパイで試すことにする。
ネットを見るとVanilla MAMEの方が楽に設定できるとある。
しかしながら、自身のラズパイには既にRetroArchが入っているのでそちらを選択する。

RetroArchは複数のエミュレータを扱えるフロントエンド的なもの。
AMLで使用するにはMAME2003 Plus一択なので当該モジュールを用意しておく。

mame2003_plus_libretro.so

少し話が前後するが、RetroPlayerでMAME2003 Plusエミュレータを使用しても動作する。
しかし、ログを覗くと種々のデータが無いとのエラーがすらりと並んでいる。
たしかにMAME2003 plusってwindowsでもランチャーありきだったような...。

とりあえず、AMLをインストールしてみる。
手っ取り早くkodiのレポジトリよりインストール...と、思ったのだがリンクが切れているようである。
なので最新のソースをzipに圧縮して、そのままzipからインストールする。
後は、ネット上にあるチュートリアルに従って設定するだけ。

まずはAMLが使用するディレクトリを手動で作成する。
それらのパスを設定にある当該項目に指定する。
残りの設定は外部アプリケーションや必要なファイルのパスを指定。
そして、最後にメニューからセットアップを実行して初期設定を行なう。

ちなみにVanilla MAMEでは必要なディレクトリやロムリストの作成は自動で行なわれるらしい。
設定項目も少なく楽なだけあって、作者もそちらを進めていた。

いずれにしても、準備はできた。
適当なゲームを選んで実行。

...。

起動した旨の情報表示が出ただけで画面は変らず。
お約束のように一発では動かんのか。

ただ、プロセスを見るとRetroArchが動いているのは確か。
ゲームデモの音も鳴っている。

試しにAML側の設定でフルスクリーンからウィンドウ状態にしてみる。
やはり、小くウィンドウ表示されているkodiの後ろで、ゲームデモが表示されている。

訳が分らない状態になってはいるものの、描画設定を弄れば何とかなりそうかも。

調べてみたが、そんな単純ではなかった。
どうもWindow Managerがないと簡単にはいかないらしい。
自身はRaspberry Pi OS Lite からインストールなので、それらは含まない。
もっとも現環境を汚してまでAMLが必要なのか?...否である。 

せめてバックアップを取った上で試してみようかと思ったのだが、重たい腰は上らなかった。
RetroPlayerで快適に遊べる今は...。