kodi用に使っていたHDUSリモコン。
長らく使っていたが「OK」ボタンがバカになってしまった。
押し込まないと反応せん。
何げに押しても反応しないので強く押す。
それでもダメならもう一度。
もう我慢できん。
と言うことで別のリモコンを用意する。

HDUSリモコンとは、あるtvチューナーデバイスに付属していたリモコン送信機。
そもそも、なぜHDUSのリモコンを使っていたのか?
使用しているチューナーはpx-w3u4。
これにも立派とは言えないが付属のリモコン付いている。
だが、plexのリモコンは代々ボタンが小さくて使い難い。
頻繁に使用するのは移動と決定、戻るのボタン。
移動と決定に関しては、自分の条件をクリアしている。
しかし、戻るボタンがなぁ〜。

普段使うリモコンであれば指の感覚だけでボタンの位置が分るのだが。
plexリモコンは、そうはいかない。
HDUSリモコンでは親指を「OK」ボタンの上に置き、頻繁に使用するボタンは親指の動く範囲にある。
そしてplexリモコンではどうなのか。
「戻る」ボタンがその範囲外にある。
その上、小さくて配置されている場所が悪い。

ただ、使い勝手はともかくとしてw3u4に付属していたリモコンが手付かずである。
しかたない、その点は目をつむり使うことにした。

決まれば早速準備。
使っている受光器はBitTradeOneの赤外線リモコンkit。
hid対応のデバイスとして、キーボードに対応したキーを出力。
プラットフォームを選ばないのがよい。
以前より、HDUS以外にもplex用のファームウェアを準備していたのでそれを使う。

plexリモコンはボタンの配置や形状が以前の製品に同梱されていたものと比べ大きく異なる。
しかしながら、各ボタン毎の出力パターンは変らないのでそのまま使用できそうだ。
ただ、このファームウェアを作ったのはTVTestを使用していた時のもの。
kodiを使うようになりkeymapでカスタマイズして使っている。

どうせならキーの割り当てを整理して、kodiに対してデフォルト使用できるようにしたい。
もしカスタマイズしたければkeymapに追加すればよいだけの事。

早速、修正にとりかかる。
まずはデフォルトのkeymapとリモコンボタンを見比べてキーを割り当てていく。

よく見ると、一つの機能に対して複数のキーが割り当てられている。
例えば「停止」に関しては、

Keyboard            <x>
Multimedia Keyboard    <stop>
MCE Keyboard        <s mod="ctrl,shift">


デスクトップ用途で複数のアプリで使用するなら、ctrlやshiftを絡めた方が良いと思う。
しかし、今回はあくまでもkodi専用なので、できるだけ通常のキーを用いることにした。

キー対応一覧

また、リモコンボタンに割り当てられないものは全てファンクションキーを割り振った。
追加したい機能が有れば、この内いずれかのファンクションキーに割り当てればよい。

Player On    F1 + ctrl
Player Off    F2 + ctrl
CC            F3 + ctrl
音声切替    F4 + ctrl
全画面        F5 + ctrl
●(録画)    F6 + ctrl
放送切替    F7 + ctrl
クリア        F8 + ctrl
入力        F9 + ctrl
data        F10 + ctrl


実装後、いろいろと試してみる。
デフォルトのキーではどんなものか。

以前は「OK」ボタンを多用していたのだが、「再生」ボタンもなにげに使える。
例えば、番組表から番組選択する際に「OK」を2度押していたが「再生」だと一発。
だだしメニューのサムネイル上からは使えず、慣れが必要かもしれない。

次に数字キー。
今回は0〜9の数字キーに対しても前述通りデフォルトキーを割り当てている。
いままで一度も使ったことが無いが、色々な場面で使えることを発見。
pvrで使用すれば、各チャンネルにひとっ飛び。
また、各設定入力で数字を入力する場面は多々あるので活用出来そうだ。

ボタンの挙動に関しても少々修正した。
キーのリピートに関しては、これまで同様に上下左右の方向ボタンのみ対応。
また、これまではリピートボタン以外は全て長押し対応にしていた。
しかし、画面の切替えに対応したボタン長押しで高速に切替わるのは頂けない。
なので、コンテキストメニューのために必要な「OK」。
そして「音量」ボタンの増減のためにのみ長押し対応することにした。

kodiの操作、これで完璧だろう。
そう思いつつ、しばらく使ってみた...。
慣れとは恐しいもの。
いつのまにか「OK」ボタンを多用していることに気が付いてハッとする。
この新しい仕様に体が対応するまで時間が掛りそうだ。