去年より散々試してきたw3u4によるTV録画のドロップ対策、
結局はlibarib25を最新にすることで解決。
そもそもw3u4の悪い情報ばかりに気をとられてソフトのメンテナンスを疎かにしていたのが原因だった。

ネットの掲示板を覗くと相変わらずドロップのお悩みが書き込まれている。
こういうのは誰もが真面目に書き込むので、見る側もついつい目を通してしまう。
が、殆どのものは解決の糸口すらなさげなものばかり...まぁ、だから他人をあてに書き込んでいるんだろうけど。
とはいえ、身の上に問題がふりかかった場合はヒントになることも多いので、とりあえず一読。

現状ではpt3やplex製品の環境構築に関する情報は個人が発信するものを含めて出尽している感がある。
なので、ネット上を探しても解決できないのであれば残された道は、おまじない程度のことだけ。

自身で試したことを列挙すると、

まずは、自宅アンテナと人工衛星の間に飛行機の航路があるのでは?...と疑うこと。
ネットで簡単に調べることは出来る。
が、高度までは分らないし、そもそも飛行機が寸分なく影響のあるエリアに侵入するとも思えん。
もしもそうであるなら家の立地をを呪うしかない。

次にノイズ問題を疑うこと。
自身の環境は「w3u4 + ラズパイ4」なのでケーブルをあちこちに這わすことになる。
これらケーブル類がなるべく重ならないように配置した。
更にUSBケーブルをノイズに強いものに交換したが努力虚しく効果なし。

次は録画保存に使用するハードディスクのアクセス問題かも?...と疑う。
で、USBメモリに変更してみるが、ものによってはUSBメモリの方が書き込み速度が遅いとのことでヤメ。
SSDはコストが掛るのでそもそも試していないが、もし使用したなら結果は違ったかもしれない。

後は設定を弄くりまわしてみる。
例えばドロップチェックの負荷を疑いOFFにしたりとか...。
が、まったく関係なし。

最後に、藁をもすがる思いでネットに数多くある情報を試すこと。
理屈は抜きにして、ただ設定をコピーする。

mirakurunで使用するバッファの調整として、
hightWaterMark=134217728...ラズパイ4なので少し多めに設定(かなりいい加減;)

mirakurunのnodeが使用するヒープ領域のサイズ調整として起動時に引数を設定する。
--max_old_space_size=1024

で、どうなったか?
良くなった...ような気がする。
しかしながら、ネット上の情報量を鑑みると信頼してよいのでは...と、この設定は今でも有効にしている。

で、ようやく辿りついたのが冒頭で記したこと、使用しているlibarib25のリポジトリから最新を落すことで問題解決したのである。
そもそも、ドロップの発生する具体的なトリガーが掴めずに、勝手にハードの相性やノイズと決めつけていたのがダメだった。
今考えればオカルト的な要素に原因を求め過ぎた。

w3u4等のplex製品に関しては、ネット上ではプラットフォームに関係なく問題を有するかのように記されている。
ゆえに、録画ドロップを含む様々な問題解決のために目を向けるべき方向が間違っていた。

例えは、仕事で新しいハードを用いて組込みプログラムの作業をしていると、よくトレースしきれない問題が発生する。
そんな時、つい安直にノイズや静電気、はたまたハードの不具合に原因を決め付けがちになる。
しかし、本来それらは最後の最後に疑うもの。

やはり、このドロップの問題も最初に手をつけるのは自身が用意したものが正しいか確認することかも。