kodi使用のラズパイ3にCPUファンは必要なのか?
否、クライアント用途ならファンなんて不要!
その考えのもと純正ケースにファン無しで使用していた...今年の夏までは。

夏の盛りにラズパイ3でkodiを使っていると温度計のマークがちらほら表示。
しかし、どんなに目障りでも気にしては負けとばかりにガン無視。
そんな時TVのライブ視聴で描画遅れらしき現象が稀にあった。
さすがに無視出来なくなる。
ハテナ...もしや、熱のためにパフォーマンスが落ちているでは?
結局、温度と不具合の関係ははっきりせんが、とりあえず温度を下げてみる。
そう思いたちCPUファンを取り付けた...と、ここまでの内容は以前のブログ「カクカク問題はアツアツ...」で記しています。

で、そのCPUファンがいよいよダメになった。
いつもなら、電源を入れた直後は五月蝿く音を発しても暫くすると治まっていた。
それが、治まることなく唸り続ける...いよいよダメか。
縦にしたり横にしたり...やっぱりダメ。
いつもなら、あれこれと弄るのだが所詮160円のファン。
しかしながら、この数ヶ月間よくもってくれたと感謝。
早々に諦めて新なものを探すことにした。

前から目をつけていたものがpimoroniのfanshimというモジュール。
CPUファンとLED、ボタンが一緒になったもの。
何が良いといわれれば、手元にある純正のケースにスッキリと収まるのが良い...新たに余計なものを買わずに済む。
また、シャットダウン用のボタンが欲しいと思っていたので丁度良い。

実のところ何度か日本橋の電気屋街に足を運び探していたのだが、どの店にも置いていなかった。
が、ついこの間には千石電子に2個入荷されていたので、ようやく購入できた。
この店を宣伝する訳ではないが、ラズパイ関連なら日本橋では一番の品揃えだと思う。
ネットで、「これ欲しい!}と思うものは大体置いてある。
だからこそ、見つけるや否や購入したのだが、後で立ち寄った共立電子では更に安い値段で大量に入荷されていた...orz

早速、ラズパイ3に取り付けてみる。
モジュールの組み立ては簡単、ネジ2個で本体とファンをとめるだけ。
後はラズパイの指定されたピンにモジュールを差し込む。
ピンソケットはなく、穴にピンを通すだけなのでしっかりと奥まで...。

と、あれっ...既に設置しているヒートシンクが邪魔になる。
奥までモジュールを差し込まずに少し浮かせれば収まるのだが安定しないように思う。
少しの振動でズレたりせんのか?
やはり気持悪い。
で、ヒートシンクを取り除いた...少し早まったか。
気持が前のめりになり思慮無くやってしまった...が、振り返らず前へ進む。

そして、ソフトをインストールする。
インストーラーが用意されたているので、手間なくすぐに使用可能。
サービスの設定までやってくれるのはありがたい。

基本動作はファンをON、またはOFFするだけ。
ON、OFFする温度の閾値は任意に設定可能。
RGBカラーLEDは温度を表現、そしてボタンは動作の切り替えに使用。

概ね満足しているのだが、若干物足りないこともある。

例えばファンの回転数がコントロールできない事。
回転している時の音は確かに静かではあるが、160円のファン程ではない...が、じゅうぶんではある。
回転数も影響するんだろうけれど、160円ファンの静かさは異常だった。
で、そんなソフトをネットで探すと有るにはあった。
が、その手間と音の大きさをトレードオフするには至らなかった。
取り敢えずは2つの閾値でON、OFF切り替えで使うことにする。

そしてもうひとつは、プログラムがpythonで組まれていること。
単純な処理の割に、いろいろなものがインストールされる。
いやいや、これだけの処理にそんなに色々いらんはず!
使用しているSDカードは8Gなので少しは容量も節約したい。
これに関してはC言語でかかれたものもあるようなのでそちらを使うことした...軽量動作と記されているので鵜呑みにした。

ONとOFFの閾値を60度と50度に設定。
これで運用してどんなものか...。
が、さすがに今の季節ではヒートシンク無くしても60度を越えるのは容易ではない。
無理矢理負荷を掛けて動作するところまでは確認。

が、リブートしてみたところで問題発生!!