最近では数百円も出せばネットで映画が見放題。
それでもローカル環境に映画の動画を保存管理するメリットは有るのか?
当然好きな映画だけを残していつでも観れるというメリットはある。
しかし、保存管理するコストや手間を考慮すると、その値打ちは無いように思う。
よほどの映画マニアでないかぎりはネットの映画配信で十分満足できるのでは。
しかし、自分の場合は少し異なる。
そもそもインターネット環境が無い。
全てはローカルネットワークの中で収束している。
映画を見ないほうではない。
そうなれば、映画を録画する意味が十分にある。
更にいえばkodiには映画ファイル管理機能が備わっている。
もう、使わない訳にはいかない。
ただ、kodiを使い始めたときは使い方を理解していなかった。
ファイルサーバーからファイル名一覧で表示させて選ぶ。
なんとな...もったいない。
これでも不自由しないため、そのまま使い続けていた。
しかし、ファイルが増えてくるとそうはいかない。
見たいものが直ぐにみつからない。
そろそろ使いこなすべき時がきた。
と、試行錯誤して一応は満足できるようにはなった。
kodiにはファイルの種類に合せてファイルに情報を与えることができる。
主なコンテンツとして映画、TV番組、音楽等、使い方は同様。
これにより目的のファイルを素早く探すことも可能になる。
又、映画ならポスター画像等で視覚的に選び易くなっています。
映画の場合は、タイトルは当然ながら監督、出演俳優、制作年度、更に言えばレーティング等々。
タイトルが曖昧なものでも様々な角度から検索が可能です。
又、ムービー設定をしていれば最新の追加動画を「最近追加されたムービー」としてメイン画面に表示。
その下には「進行中の映画」として見終えていなものを表示。
さらには、その下に「未視聴の映画」、「ランダムの映画」を表示。
実のところ、殆どはこれだけで足りてしまう。
まずは、動画を保存しているディレクトリをメディアソースとして追加します。
追加されたメディアソースに対してコンテンツ情報をセットします。
コンテンツとしてムービーを選択、又情報プロバイダとして備わっているものを選択します。
残り少々の設定を施せば完了です。
しかし、まだメインメューのムービーには何も表示されません。
先に設定したディレクトリに保存されている動画をデータベースに登録します。
ディレクトリにあるファイルを選択してコンテキストメニューから「スキャン」します。
これによりスクレイパーが映画サイトより情報を見つけてファイルと紐付けます
メインメニューからムービーを選択。
先に選んだ映画情報が表示されているはずです。
又、ディレクトリ表示中に左から表示されるメニューから一括で登録することも可能です。
映画の情報プロバイダーとしデフォルトで用意されてもの「The Movie Database」 provider。
タイトルや情報を原題や英語で管理されているのなら問題無い。
が、全てを日本語で管理するなら使い勝手が悪い。
日本語のタイトルでは殆どヒットしない...さらに言えばローマ字入力でしか受付ない。
では、日本語対応したものはあるのか?
ネットで探すと「yahoo!映画」を情報源としたものがあった。
が、現在のサイトには対応せずに旨くスキャンできません。
で、少々それに手を加えて使えるようにしました。
ちなみに、このスクリプトは以前のブログに記していますので参考にしてください。
これで自動的にデータベースへ追加することができます。
だだ、利用している「Yahoo!映画」も完璧ではありません。
日本未公開の映画や古いものに関しては少々雑に扱われています。
ポスター画像が用意されてないのは当たり前。
映画情報が記されていれば良いほう。
映画そのものが登録されていないことも稀に有ります。
スキャンできないものはどうなるのか?
もし、あなたがスキャンできない映画を持っているとします。
Yahoo!映画に情報が無い程度にマニアックなものなんでしょう。
きっと、こだわりがあって保持している大切なもの。
ここでスキャンできなくても安心してください。
方法は有ります。
まず、ネット上から当該映画のポスター画像を拾ってきて動画と同じディレクトリに保存します。
画像ファイル名を「動画ファイル名 + -poster」 とします。
そして、次に映画情報です。
映画情報は拡張子が「.nfo」となります。
他のスキャンに成功した映画のnfoファイルをコピーして、目的の動画ファイル名に変更します。
当然、内容は元映画情報のままです。
よって、ネットより情報を調べて書き換えます。
上記修正が終ると再度スキャンします。
情報取得先を聞いてくるのでローカルにある情報から取得すように選択します。
以上で読み込めたはずです。
もし、あなたの持つ映画の情報がネット上にも無いようならお手上げです。
そのときは、あきらめてください。
こまめにデータベースを更新しましょう。
これで1000本や2000本の動画から目的のファイルは楽に探しだせます。