ペンをにぎる、ただそれだけのことなのに、
今の私にとってこれほどまでに恐ろしいことはない。
線を引く。
私にとって、それさえもできない。
私は自分の自画像をかけなかった。
それまで、そこまで自分自身をみつめることもなかった自分にはかけなかった。
そして気が付いた「自分って何なのだろう?」
そう思うと、何だか今生きてるのが、すごく無意味な気がして、狂いそうになった。
そう、いっそ狂い死にしてしまえばいいんだ。
そして、宇宙のちりに等しく、誰にも気づかれずに無になれる。
いつからだったのだろう。
私の中にかたくなに外界に羽を広げることを拒むまゆが産み落とされたのは…。
それさえも思い出せないでいる。
☆つづく☆