自分を愛せない人間は他人を愛することができない、と聞いたことがあるようなないような。
まあ元来わたしは他人にあまり興味を持つほうではないから、わたしを知る大方の人からは薄情で冷淡、冷酷だと思われていることだろう。
そのほうがベタベタした情に引きづられる煩わしさに悩まされることもなくて良いと思っているのだが、そう上手くは行かないのが世の常で自分では如何ともし難い感情に手を焼いてしまう。
そういう状態が続くと心は防御反応とでもいうのだろうか、感情を殺しにかかってくるから鬱へと転がり始める。
奇跡の糸に縋り付いてもそんなものは幻想でしかなく、ただ無意味に滑落していつもの谷底で消えてゆくことを願う日々がやって来る。