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永劫回帰

価値なき存在

 
 
 
 
縄文と言えば土偶、土偶と言えば縄文。国宝土偶は5体あるのですが、今回はその内3体(複製を含む)を見ることができました。意外なのは有名な遮光器土偶が国宝でないこと。これは出土状況が一切不明の為のようで、重要文化財には指定されています。
 
 
 

 

 

「大型板状土偶」複製。三内丸山遺跡で多数発掘されている板状土偶の中で最大級の大きさ。

 

三内丸山遺跡で実物を見ました。口の開き具合がムンクの叫びみたいw

 

 

 

 

 

「板状土偶」逆三角形の胴体に立体的な頭部が付く。

 

おちょぼ口のとぼけた味わいのある表情ですね。

 

 

 

 

 

「土板」複製。

 

愛称どばんくん。縄文のゆるキャラかな?w

 

 

 

 

 

縄文人が数を表現することを発明したことが分かります。口から底まで貫通孔があり、人体の構造を表した土偶である可能性もあるようですね。

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」重要文化財。

 

小首をかしげているのが可愛らしい。

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」複製。重要文化財。青森県亀ケ岡遺跡から出土。

 

最も知られている遮光器土偶ではないでしょうか。小学生の頃に教科書に載っていたのも、この遮光器土偶だったように思います。

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」後頭部に強く擦れた痕跡があり、動かして使用した可能性がある。

 

歩いているように見える土偶ですね。動かして使用していたとすると子供の玩具だったのでしょうか。それとも何かの儀式に使われていたのでしょうか?案外フィギュアのように愛でられていたりしてw

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」頭部が空洞になっている。

 

ちょっと間抜け面をしていますw オッパイ垂れてますねwww

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」両足は欠損。頭頂部のやや大きな突起と二又になる手先が特徴。

 

遮光器土偶って最初に作られた物をコピーする感じで、いろんな場所で製作されたのかな。眼のデザインだけは譲れないポイントだったのかしらん。

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」上半身に赤彩が残っており、全体が赤く塗られていた模様。

 

漆塗りとかもあったのでしょうかね。

 

 

 

 

 

「遮光器土偶」複製。略完全体で石囲いから発見されたことから、特別に扱われた物と推定される。

 

遮光器土偶の眼は遮光器ではなく、眼の誇張表現であるというのが現在の通説のようです。これまでの発掘で遮光器が一つも出土していないこと等が理由ですが、極地から旅をして来た異民族の姿を見た人が製作したとは考えられないでしょうかね。その土偶が一時期流行りになって各地で作られたとか。

 

 

 

 

 

「土偶」妊婦として乳房と腹部を強調している。孔を開けることで身体の各部位を表現している。

 

お腹が強調されていると説明にはありましたが、そうは見えないんだよなあ。寝ている若しくは安らかに眠っている女性と感じましたけど。

 

 

 

 

 

「土偶」大きな乳房とお腹で妊婦を表現している。右脚はアスファルトで付け直した跡がある。

 

これは誰が見ても妊婦ですね。安産祈願の土偶だったのかな。

 

 

 

 

 

「しゃがむ土偶」重要文化財。出産を表現したものと考えられている。

 

この姿勢で出産できるのかしらん?ストレッチしてるんやないの?w  髪型がなかなか凄い、それとも帽子かな。

 

 

 

 

 

「入れ墨のある土偶」束ねて捻った髪が表現されている。口の左右にある三角形は入れ墨とみられる。

 

髪を束ねて鼻の上に持ってくる斬新なヘアスタイルw 欠けている胸には乳房があったのかな。

 

 

 

 

 

「入れ墨のある土偶」顔に小さな孔を列状に開け、入れ墨を表現している。耳の大きな孔は耳飾りとみられる。

 

入れ墨ってどんな道具を使ったんでしょうね。入れ墨が本当にしてあったのかは縄文人のミイラでも発見されない限り分からないでしょうけど。子供の頃にテレビで、何処かの南の島?の部族が男性の成人の儀としてカミソリで皮膚を切り取り、身体にワニの紋様を入れていたのを見た記憶があるので、そういう身体改造的な方法もあったのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

「結髪土偶」複製。束ねた髪を表現している土偶。胸や腰、両脚が強調される一方で、乳房や両腕は簡略化されている。

 

誇張してあるにしても、これに近い髪型に結ってあったのでしょうね。オシャレへの追求は今も昔も変わらないのでしょう。

 

 

 

 

 

「くしをさす土偶」粘土の貼り付けと刺突による小さな点で、乳房や膨らんだお腹、櫛をさした頭部等を表現している。

 

この土偶も寝ているというより、永眠してるみたいに見えるんだよなあ。

 

 

 

 

 

「中空土偶」国宝。中が空洞で、頭部の突起と両腕が欠けている。顎には黒く、胴部には紅く塗られた痕がある。

 

胸はないですが、股の部分を見ると女性なのでしょうか。脚の間の孔は何かに使われたものなのかしらん?

 

 

 

 

 

「目をアスファルトで表現した土偶」アスファルトを塗って目を表現している。

 

宇宙人やんw  これ絶対子供の描く宇宙人やんwww

 

 

 

 

 

「縄文の女神」複製。国宝。発掘調査でバラバラの状態で出土。突き出た尻と脚を厚く強調して形作られている。

 

これはもうアーティストの作品としか言いようがないですね。

 

 

 

 

 

8頭身のプロポーションを究極にデフォルメして、女性の美を表現している土偶は当時も人気があったでしょうね。製作者はフィギュアのネ申職人として、持て囃されたのではないでしょうか。きっと高値w(物々交換?)で取り引きされていたのではないかしらん。それとも土器の捨て場とされる場所からバラバラで発見されているので、儀式に使われてアッサリ壊されたのかなあ。

 

 

 

 

 

高さ45cmで日本最大級の土偶です。これってどう見てもパンタロン(死語w)やんな。

 

 

 

 

 

「合掌土偶」複製。国宝。竪穴住居跡から出土。発見時に欠けていた左脚は同じ住居内から見つかっている。

 

股間を見ると女性ですね。割れた部分にはアスファルトで修復された痕があるので、大切にされていたのでしょう。土偶の顔面や身体の一部に赤色の顔料が残っているので、全体に赤く彩色されていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

祈っているのか、願っているのか、ただ座っているのか、想像は尽きませんね。でも当時、このポーズに何らかの意味があったと思うのですが、どうでしょう。

 

 

 

 

 

「クマ形土製品」中は空洞。口には小さな牙があり、首にはツキノワグマを思わせる模様が描かれている。

 

クマの特徴をよく捉えていますね。狩猟ではアイヌみたいに毒矢とか使っていたのでしょうか。

 

 

 

 

 

「イノシシ形土製品」複製。重要文化財。両耳が白湯に張り出し、鬣が逆立っている。足先には蹄状の切れ込み、お尻には孔がある。

 

これまた見紛うことなきイノシシ君ですね。鬣が逆立ってるので怒っているのでしょう。観察眼が凄いよなあ。

 

 

 

 

 

「サル形土製品」縦に長い耳や繋がった眉、窪んだ頬と突き出た口の表現からニホンザルを模したと思われる。

 

その心笑ってるねwww

 

 

 

 

 

「シャチ形土製品」背ビレや胸ビレ、尾ビレの形、口が横に大きく開く表現から、シャチを模したと思われる。

 

正確にシャチの全身を表現しているのは、漁の獲物としていたからでしょうか。

 

 

 

 

 

「コノハズク形土製品」ピンと立った耳羽根や丸い目、突き出した嘴、2本の短い脚での立ち姿がコノハズクに似ている。

 

コノハズクってブッポウソウ担当の専属声優でしたよねwww

 

 

 

 

 

「カエル形鹿角製品」目の大きさや位置、やや尖った口はカエルに似ている。直立した姿勢と伸びた手足は人にも見える。

 

正確な姿ではないけど、カエルに見えるのは特徴を上手くデフォルメしているからでしょうね。

 

 

 

 

 

「動物形土製品」顔に見える部分が2ヶ所あり、先端を顔とすると水鳥、広い面の模様を顔とすると海獣に見える。

 

広い面の模様は顔には見えないんやけどなあ。まあ鳥にしては羽根が小さいと思うんやけど。穴が口って感じ?

 

 

 

 

 

「大型土偶頭部」重要文化財。仮面を付けた大型土偶の頭顔で、耳・鼻・口が立体的に表現されている。身長約120cmに復元される。

 

耳はかなり細かく写実的に表現されていますね。頭と顎の孔は羽毛等で装飾して髪や髭を表現していたのでしょうか。頭顔部以外にも脚と思われる部分の破片も見つかっているので、全身像の可能性もあるようです。全身像なら最大の土偶ですね。

 

 

 

 

 

「鼻曲がり土製仮面」眉と鼻は粘土紐を貼り付け、目と口は大きな孔で表現している。鼻は左に大きく曲がっている。

 

鼻が曲がっていることに、どういう意味があるんやろか?異形を神聖視するアニニズム的な信仰かな。呪術・祭祀・儀礼?道化的な感じ?演劇に使われていたのかも。

 

 

 

 

 

鼻の曲がる方向は決まっていないようですね。仮面とすれば、少し平た過ぎて装着できなさそうですが、何か方法があったのかもしれません。

 

 

 

『闇の中の仮面の顔』諸星大二郎より

 

縄文の仮面といえば、この作品を思い出します。ジャンプ・スーパー・コミックスで発行されていた「妖怪ハンター」諸星大二郎 著の中の一篇です。主人公 稗田礼二郎は元Ꮶ大学考古学教授で、古墳についての新説(妖怪が実在した証拠云々)で日本考古学会を追放され、市井の怪異を追う異端の道を歩き続け、人から妖怪ハンターと呼ばれるようになります。シリーズの作中では直接に妖怪ハンターと呼ばれた描写は少なく、妖怪も殆ど登場しません。また、ハンターとして妖怪を狩ることも滅多になく、狂言回し的な存在ともいえます。後年の作品では学界にも復帰(設定が変わったのかも)したようで、教え子が登場したり学術的な発掘調査等も行なっています。怪異も自ら追うというより、偶然巻き込まれることが多くなります。ワンレンの長髪と黒ネクタイと黒スーツの服装が特徴で、年月を経ても容姿はシリーズ中に殆ど変化しません。

 

 

 

 

「闇の中の仮面の顔」のあらすじ。とある洞窟遺跡の発掘調査に立ち会った稗田(学界から追放される前?)は、2体の奇妙な縄文人の骨を目にする。1体は若い男性で地面に横たわり、額には小さな孔が開いていた。もう1体は老人のようで、若い男性の前に崩れるように座っていた。老人の頭蓋骨の直ぐ近くからは生前まで着けていたと思われる仮面が出土する。稗田はこの洞窟は殯に使われていたもので、若い人骨は被葬者、もう一人は仮面を着けて死の儀礼を行なっていた呪術師で、頭蓋穿孔のような儀礼手術を行なっていたと推測するが、発掘調査員は日本では頭蓋穿孔の例は発見されていないと懐疑的だった。呪術師の骨がそのまま残されていることを事故か殉死かと調査員と話していると、ハンチング帽を被った男に仮面を着けた人骨が発見されなかったか?と尋ねられます。稗田はたった今発掘されたばかりの人骨のことを知っている男に興味を持ち、彼の話を聞いてみますが⋯⋯


コミックを入手するは難しいかもしれませんが、電子書籍なら読めると思います。興味のある方はどうぞ。

 

 

 

 

 

「縄文人の頭蓋骨」熟年の男性で、身長は156cmと推定される。

 

綺麗に骨が残るもんなんやねぇ。歯もしっかりあって虫歯も無さそう。現代人と違いが無いように見えますね。

 

 

 

 

 

「頭蓋骨から復元した縄文人の顔模型」現代の日本人と比べて頭の形が前後に長く、彫りの深い顔立ちで目鼻がはっきりしている。

 

今でもいそうな顔やけど、頭蓋骨の形で瞼が一重とか二重とか分かるもんなの?鼻の大きさとかも分かるんかなあ?




今回の縄文展はとても良かったです。気が付けば、あっちゅーまに2時間過ぎてましたわ。また機会があればこういう展示を見てみたいですね。縄文を訪ねる旅なんかも良いかなあ。でも先立つものが⋯⋯w


縄文展の記事はここまでです。彷徨き記事は次回、建物篇へと続きます。

 

 

 

 


同じ骨になるならね

せめてせめて やり遂げた骨になって