三本足の男 | Apologies

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My apologies

このブログはフィクションであり、実在する事件、団体、人物との
いかなる類似も必然の一致です。

 
 
 
 

さて先日、八咫烏の熊野三山方面へ旅に行ってきました。

これまで熊野本宮大社と熊野那智大社へは行ったことがあるのですが、熊野速玉大社へは行ったことがありません。

列車の旅ですので、今回は熊野本宮大社はパスして元宮の神倉神社と熊野速玉大社、そして熊野那智大社と那智の滝を巡ることに。

 

 

※八咫烏 熊野那智大社のHPより

 

 

行きは名古屋駅から特急南紀で新宮駅へ向かいます。

特急南紀の車両は、このご時勢でハイブリッド車になってましたね。エコだ、SDGsだで、どんどん経済が衰退してると思うんやけどね。

 

途中『?』駅で駅名標をパシャリ。しかし『?』より次の阿漕駅が気になる。

やっぱりアコギなことしてる人が…以下自粛www

実際は阿漕平治のお話しから来ているようで、気になる方はDuckDuckGo

 

 

しかし停車するどの駅も平日とはいえ、ホームにほとんど人がいないですね。

 

 

新宮駅で下車し、駅前の寿司屋でサンマの姿ずしなどを食べて神倉神社へ向かいます。

街をぶらぶら歩いていても、やはりほとんど人を見かけることがなく、過疎化なのかなあと思っていましたが、学校の校庭で小学生たちが元気に走り回っているのを見てホッとしました。それでも統廃合されたのでしょうけど。

数名いたマスク姿の小学生は可哀想でしたね。馬鹿な大人の犠牲者ですから。

 

 

 

さあ到着、と眺める鳥居の先には⋯ 何やら聳え立つ石段が⋯

なんてことないように見えますが、急な所で傾斜45度以上あるのではないかしらん?

足を滑らせたら下まで落ちるのは確実!そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!

鳥居の脇に杖も用意されていますが、いざとなったら四つん這いで登り降りするつもりでゴム引き手袋を用意してきましたwww

登り始めると、アッーーー!と思うはずです。ええ間違いなく。そして途中で振り返ってはいけません。奴がいるわけではありませんがw

 

 

 

なんとか登り、ひと息つける所で振り返ると、下が見えないわけなんですよ。下りの人は急傾斜になるところで、みんな立ち止まって固まっていました。

 

 

傾斜が緩くなっても石段は凸凹で実に歩きにくい。そして汗ダラダラで登り切ると神倉神社と御神体ゴトビキ岩が現れます。

 

 

お、落ちないのか?と思いますが、まあ何千年?何万年?もこの状態のようですから大丈夫なんでしょう。知らんけどw

磐座信仰から神話、そして神仏混淆から神仏分離と祀り方は変わっても、岩はずっとそのまま歴史を見てきたんでしょうかね。

神武東征のおりに神倭伊波礼琵古命こと神武天皇が登った天磐盾がこの岩らしいです。

 

 

 

今回の旅の一番の目的はここへ来ることでしたから、参拝を済ませ満足感に浸り、神武天皇が見たという熊野灘を眺めて神倉神社をあとにします。

 

下りは急傾斜の石段をパスしようと、楽だという女坂の参道へ向かいましたが、これがなんのなんの本当に女坂?というくらい滑りやすくて歩きにくい山道。これなら素直に石段を降りておけば良かったよ💦

 

 

下山して街並みを眺めながら30分ほどで熊野速玉大社へ到着です。

神倉神社(元宮)からここへ遷座されたので新宮とも呼ばれているそうです。新宮市の名前もここからきているのでしょうね。

 

 

太鼓橋を渡ると神域です。額束には熊野権現と記されていました。

 

 

 

大社だけあって祭神が多いので拝殿も多いです。

明治期に社殿は全焼しているので昭和42年に再建されています。そのためか割と新しい感じがしました。

 

近くの川原家横丁でジャバラサイダーを飲んでから、今宵の宿へ向かいます。

 

 

紀伊勝浦駅から歩いて桟橋まで。ここから亀さんの船でホテルへ渡ります。本当は島ではないんですが、まあ演出というやつですね。半島がホテルになっているので道も一つですけど。

 

 

ホテル浦島は本館、なぎさ館、日昇館、山上館と4つの宿泊施設があります。今回は山の上にある山上館に泊まりました。

 

チェックインを済ませたら山上館へ昇ります。全長150mはあるエスカレーター「スペースウォーカー」で山上館フロントへ。これがホンマに、まだなのか?まだ乗るのか?という長さで一度乗ったらもう充分ですw

ちゃんと山の中をくり貫いて作ったエレベーターもあるので、以降はそれを利用することになりますね。

 

 

最初はケーブルカーとして運行していたみたいで、平成に入ってエスカレーターが設置されたそうですよ。

 

 

 

部屋から薄暮の港を眺めます。山上館は少しお高いのですが、宿泊客専用のお風呂があったりと特別感があります。

 

 

そして、ホテル浦島にした理由は洞窟天然温泉です。

 

 ※ホテル浦島HPより

 

天然の洞窟に温泉が湧いており、紀州藩の殿様が帰るのを忘れるほど素晴らしいと言ったところから「忘帰洞」と名付けられたとのこと。

 

 ホテル浦島HPより

 

海が近いので潮が高いと波をかぶることもあり、洞窟の大きさと合わせて野趣あふれる温泉となってますよ。

わたしはホテル内の別の場所にある「玄武洞」って洞窟温泉のほうが好きなんですけどね。「忘帰洞」より小さいですが、海面に近いので迫力があるんです。

どちらの温泉も湯がボコボコと音をたてるくらいの勢いで注がれて、源泉かけ流しの湯が楽しめますよ。

しかし、スマホでお風呂の中を撮影してるオッサンにはドン引きしたわwww 気持ちはわからなくもないけど。

 

 

で、翌朝に男女が入れ替わった洞窟風呂に5時頃行ったのですが、数人しかいなくて上がると脱衣所にはわたし一人で、軀を拭いて全裸で涼んでいると、オッチャンが入って来たんですね。お互い向かい合う感じで、そしたらわたしを見るなり「アッ!?」って出ていったわけなのよwww いやね、髪はくくってたし頭にタオルのっけて、アソコは丸出しですよ。まだちゃんと逸物(失礼w)もぶら下がって、縮んだとはいえw三本足なんだから、どこをどう見間違えるのか?

以前も似たようなことがあったけど、別に胸が女性ばりにあるわけでなく、ただの小肥りにありがちな胸だし、勿論メイクなんてしてない。そりゃ女性に見られたいと思ってはいるのだけれど、その一瞬、見間違えるポイントはなんなんだろう?

再度入ってきたオッチャンは再確認して温泉に行きましたけどwww

 

 

早めにチェックアウトを済ませて駅前からバスで那智山へ向かいました。

階段を上って上って熊野那智大社へ到着です。いやあ疲れたw

 

 

手水舎の水盤が紫陽花で彩られていました。水もちゃんと流れていました。愚かしい対策とかで一時期はどこの手水舎も水が止まってましたからね。

 

 

 

神仏混淆の名残りか、護摩を焚く場所があるんですよ。寺院の香りがします。

 

 

 

隣の大社が派手派手に思えるほど、質素に感じる青岸渡寺。侘び寂びの世界観とでもいうのかしらん。

 

 

 

境内から眺める三重の塔と那智の滝。観光のパンフレットにありそうな構図ですねw

 

さてテクテク歩いて下り、途中仮面ライダーのロケ地『瀧見寺』(ドハデな中国寺院)を横目に那智の滝へ向かいます。

 

那智の滝は「飛瀧神社」の御神体で、日本一の落差の滝だそうです。滝は熊野酸性岩(硬い)と熊野層群(軟らかい)の地層境界に熊野層群を浸食して形成されたものです。

 

 

滝の近くまで行くと細かな飛沫が、とても気持ち良かったですよ。

 

 

そろそろ帰る時間となりバスで紀伊勝浦駅まで下ります。

帰りは大阪へ出るルートで、特急くろしおを利用しました。

 

 

今回の旅はかなり登り降りが多かったので、疲れきって列車に乗って直ぐに寝てしまいましたw 年々体力の衰えを感じますねぇ。

 

といったところで三本足の男の旅はこれにてお終いですwww