ポンプをキメて街を彷徨うw | Apologies

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My apologies

このブログはフィクションであり、実在する事件、団体、人物との
いかなる類似も必然の一致です。

 
 
 
 
2週間に1度、女性ホルモンをぶっ込んでもらう為に病院へ通っているのですが、注射キメキメ後に街を徘徊しております。
 
時々歩かないと普段1日の歩行時間が30分もないので、どんどん歩けなくなっているのです。
 
というワケで最近は、病院から電車で直ぐの西成界隈を彷徨いています。
 
活気があるのかないのか、よくわからない飛田本通商店街をトボトボと歩きながら、下町というのかディープスポットというのか不思議な街を味わっています。
 
一応の目的地は毎回「あべのキューズタウン」ですが、気の向くままに寄り道三昧の大人の社会見学です。
 
飛田本通商店街から新開筋中央商店街に入り、東へ進むと知る人ぞ知る「飛田新地」という自由恋愛の苦界料亭街があり、独特な雰囲気を醸し出しています。
 
昼間は眠っている街なので、それほど人通りはありませんが、夜になると花ひらくさまは一種の租界のようです。
 
ちなみに女性は、恐らく立ち入り禁止だと思われます。
 
飛田新地の写真が一切ないのは、この街の中は撮影禁止となっているからで、警備員が巡回して注意喚起をしています。
 
飛田新地の北門「五龍神結界」から新開筋商店街に入り、車両1台分の狭い山下筋を北上します。
 
玉水通で右に曲がると結構な高さの段差が現れます。
 

 

この段差が上町台地との境、上町断層なんですね。

 

 

 

うーっ、キツイなあ、と登って振り返ると、かなりの高さですね。

 

この断層沿いを南に下がると、先程の飛田新地の一角にある通称「嘆きの壁」と呼ばれる遊郭時代に町を囲んでいた壁が今も遺っています。

 

娼妓の逃亡を防ぐ為に作られたらしいのですが、断層沿いに5m程の高さの壁があり、この段差が西成区と阿倍野区の境界にもなっています。

 

 

※国土地理院 地形図より

 

地図だとこの辺りでしょうか。

 

 

散策も終わり、頃合いの時間になったので目的地へ向かいます。

 

 

あべのキューズタウンにある「明治屋」で昼呑みです。

 

「明治屋」はこの辺りが再開発される前、昭和初期から営業しており、創業は明治末期の酒の小売業からだとのこと。

 

再開発にともない現在の場所へ移転したのですが、店構えや内装などは以前の物をそのまま使い、店ごと移築したような感じです。

 

大型商業施設の中にあるにも関わらず、ここだけ異質な昭和の空間となっていますよ。

 

残念ながら店内は写真撮影禁止の為、外観だけですが雰囲気は伝わりますよね。

 

店内はカウンターとテーブル3卓と小さな座敷で、カウンターの中にある銅製の酒燗器が素晴らしいんですよ。

 

小一時間ほど呑んだ後に天王寺駅の南海そばで〆ました。

 

呑むと満腹中枢が麻痺しますね。

 

 

スペシャルそばをいただきました。

 

 

天王寺阿倍野界隈は若者の街って感じですが、それに対して西成界隈は実に味わい深く、まだまだ発見がありそうです。

 

商店街にこんな看板があるんですからwww

 

 

警察のお達しではなく、個人が貼ってるっぽいのもポイント高し。

 

また次の機会にも徘徊したいと思います。

 

夜の飛田新地には用はないですが、どんな雰囲気なのか覗いてみたい気もしますね。

 

それではまた。