闇 | Apologies

Apologies

このブログはフィクションであり、実在する事件、団体、人物との
いかなる類似も必然の一致です。

 

 

 

陽の光を浴びるには僕は汚れ過ぎたようだ

 

夜の闇の中に自分の居場所を求めて

 

とうとう僕は闇に呑み込まれてしまった

 

そこは僕にとっての約束された安寧の地であるはずだった

 

そこでは苦しみや悲しみや虚しさも

 

全部真っ黒に塗り潰してくれると思っていた

 

しかしそんな深い闇の中でさえ僕の心はドス黒く

 

よりその濃さを増し溢れかえった

 

もう僕は闇そのものだ

 

闇は僕の中にその居場所を見つけたのだ

 

相思相愛

 

闇と僕はお互いを塗り潰し合い真実を隠す共同正犯

 

ありとあらゆる不都合から目を逸らし偽りの平穏を貪る

 

だがそれはただの遅延行為に過ぎない

 

いずれ陽光によって全てが暴き出されるだろう

 

だとしてもただ今一時だけでも安堵させて欲しい

 

願わくば

 

 

 

向き合う怖さ