闇の欠片たち | 永劫回帰

永劫回帰

価値なき存在

 

 

 

 

 

 

ぼくは逃げられない人生という名の宿命の下僕だ

 

 

わたしにとって眠るという行為は唯一の現実逃避だ

 

 

 

みんな何かしらの苦痛を抱えて日々の繰り返しを生きている

 

 

それは死ぬ為の予行演習みたいなもので

 

 

いつやって来るのか分からない時を待つ

 

 

 

五年後か二十年後か明日か明後日か

 

 

いつだろうと決っして勝てない負け戦は変わらず

 

 

増え続ける苦しみや虚しさは自分の認識さえも危うくさせる

 

 

 

不必要な時間と必要な安心は不等価で 無価値な生き方を思い知らされる

 

 

灯らぬ火で暖を取り 見えない路を照らしてみると

 

 

拡がる闇にこそ居場所があるような確信が湧き上がり

 

 

わたしたちは心の欠片をばら撒いて泣いていた