呼び声午前四時の空気は湿り気を帯び、わたしを裁こうと罪を列挙する。 眠りに逃げることも叶わず、わたしは流れ込む過ちの数々に打ちのめされる。 何故生きているのか?何故生きてきたのか? 後悔は自己憐憫で磨き上げた刃を以って精神を切り刻み、流れ落ちる贖いの血を啜る。 間違いは赦されない罪業として、美しい想い出までも穢し蝕む。 生涯に亘り責められ続ける酷たらしさは、容易に死を誘ない、帰るべき場所を示す。 嗚呼、漆黒の闇が甘き薫りを従えてわたしを呼ぶ。 おまえに相応しき時が来たと。