titanium雨の日は折った鎖骨が痛む。残ったナットの愚痴が響くのだろうか。いやナットに愚痴を零しているのは自分かもしれない。軀の中でもう何の役目もない今、不平不満を聴き流すくらいどうと言うこともあるまい。他人には言えないことが多すぎて、独り言が増えすぎて。ナットとの会話も増えて、誰もいない虚しい夜を愉しんでる。脆い合金の心を持て余して。