生徒たちへ(3) | 函館の家庭教師・個人塾

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前回の生徒たちへ(2)では、受験生に対して「『もう少し時間があれば』とならないように一刻も早く準備を始めるべき」というようなことを言いました。

 

では、具体的に何から始めればいいのでしょうか。

 

志望校が決まっていないなら、決めるところから始めましょう。

 

志望校を決めるときに大事なことが一つあります。

 

それは、「今の成績で志望校を決めるな」ということです。

 

「今の成績」というのは、定期テストの成績や模試の成績のことです。定期テストは、よくある質問(19)に書いたように「暗記テスト」なので、入試で合格するかどうかの指標にはなり得ません。

 

模試も例えば英語に関していえば、長文あり、並べかえあり、英作文ありと様々な問題形式で偏差値を算出しています。しかし、志望校の過去問を調べて、英作文がなかったらどうでしょう、並べかえの問題がなかったらどうでしょう。模試で点が取れなかったとしても、入試では関係ないのです。

 

そもそも、定期テストの成績も模試の成績も「過去」のものです。終わってしまった「過去」は嘆いても、悔しがっても変えられないものです。

 

変えられない「過去」に基づいて、これからのみなさんの「未来」を決めるなんてあってはならないと思うのです。

 

「過去」は変えられなくても、「未来」は変えられます。みなさんの気持ち一つで変えられるのです。

 

だから、決して今の成績で志望校を決めないでください。こんな学校無理だとあきらめないでください。「過去」にしばられて、「未来」を制限しないでください。

 

私は、必ず生徒に志望校とその理由を聞きます。「過去」にとらわれていないか、「未来」をしっかり見ているか確認します。そして、合格するために必要な戦略を考え、生徒に伝えます。

 

あとは、みなさんがその戦略に基づいた計画を実行に移すだけです。

 

最後にもう一度だけ言います。

 

「過去」は変えられなくても、「未来」は変えられます。頑張ってみませんか。