Question: 1月27日の北海道新聞17面に「函教大4年生、TOEIC得点不足で卒業危機」という記事がありましたが、大学が設定した合格点がどの程度のものかよくわからないので教えてください。
Answer: 記事によると、北海道教育大学函館校国際地域学科地域協働専攻の4年生239人のうちの2割弱が卒業要件となる「合格点」を取れていないようです。
「合格点」は、国際協働グループが640点、地域政策グループと地域環境科学グループが480点だそうです。
TOEICは、Test of English for International Communicationの略で、日本語では国際コミュニケーション
英語能力テストと呼ばれています。その点数は5点刻みで最低で10点、満点は990点です。
よくある質問(9)に、「京都の公立中学の英語の先生で英検準一級以上を取得していない先生を対象にTOEICの受験を支援していて、一度で目標とする730点以上(英検準1級に相当)に達しなかった先生には2回目の再試験もあったが、目標に到達したのは74人中16人。最低点が280点で500点未満も14人いた」という話を書きました。
その学生さんが、英語の先生になるわけではないでしょうから、あまり関係ないかもしれません。ただ、4年間大学で勉強した学生としては、お粗末と言わざるを得ないでしょう。
その「合格点」は、入学後のオリエンテーションで説明されているようなので、4年間その目標に向かって十分準備する時間はあったと思います。
「点数が伸びず、どうしていいかわからなくなった」という合格点に100点以上足りなかった国際協働グループの学生のコメントが載っていましたが、中・長期的な目標達成のための計画性や実行力が足りなかったのかもしれません。
大学に入学するときに、推薦入試で合格した学生さんが苦労しているのかもしれません。毎年約四分の一の60人が推薦入試で合格しています。推薦入試組は高校の評定平均を取るために目の前の定期テストで点を取ればいいので、短期的な目標達成は慣れているのでしょう。しかしTOEICである基準を超えるためには、もう少し長い目でみた戦略と実行力が必要です。それは大学受験、一般入試のそれと同じなので受験勉強の方法が役に立つのです。
「合格点」を取れていない4年生239人のうちの2割弱、40人くらいでしょうか。実際に彼らが推薦入試組か一般入試組かわかりません。大学側は、この問題の原因を突きとめて改善できるようにしていかなければならないと思います。そうでなければ、そんな大学行っても意味がないと言われかねないのです。
まだまだ時間に余裕がある生徒・児童たちは、うちへ来て早めに準備に取り掛かりませんか。うちの生徒は高校3年生の時点ですでにその「合格点」は余裕で超えている生徒が多数いますよ。
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