午前中は曇り空だったけど
午後からは晴れて良い天気になった
今日は 我が家の長男犬(元気)が虹の橋へ旅立って21日目……三七日だ
そう…我が家には 亡くなった長男犬の元気クン、長女の小夏チャン
、次男の春クン
(我が家は シーズー家族
お母さんの前世は シーズー犬だったんじゃないかと思うくらい 性格が似てる
)
そして 只今 イヤイヤ期 真っ只中のオチビくんが居る
今日は………
6/5に14歳7ヶ月で虹の橋へ旅立ってしまったげんチャンの事を書こうと思う
長男犬と言っても それぞれ血は繋がってない
初めて 知人の家でげんチャンに会ったとき
それはそれは とても可愛かった
げんチャンは 小さい尻尾がはち切れんばかりに振って「ぼくを連れてってぇ~」と言ってるかの様な 物凄いアピールをしてたね
そして その日からげんチャンは 我が家の家族になったんだよね
色々あったよね?げんチャン…
げんチャンが我が家に来たのが もう暮れも間近で慌ただしかったね
我が家に来て 一週間 パルボウィルスに感染しげんチャンは嘔吐と下痢で苦しい思いしたね
正月の三が日は通いだったね
先生から 「薬で治らなければ入院治療…最悪の場合 子犬なので死亡するかもしれない」と言われ お母さんは凄く辛かったんだ
でも げんチャンの方が もっともっと辛かったし痛かったよね
薬を飲ませて一週間後の再検査…お母さんはドキドキだった
検査の結果……見事にげんチャンはウィルスをやっつけちゃたんだよね
げんチャンの その名の通り元気に回復してくれたよね
お母さんは 本当に嬉しかった
これから先も げんチャンとずっと一緒に居れる事が
あれから14年5ヶ月…本当に色々あったね
お母さんが再婚したり…
引っ越しも いっぱいしたね
食べる物も まともに食べれなかった時 なけなしのお金をかき集め お煎餅とサラミを買って げんチャンと一緒に分けて食べたね
あの時は げんチャンと一緒に生きてくため お母さん 必至だった…
生きていくのが辛かった……
この先の人生 希望も何もなかった
でも いつもげんチャンが傍で寄り添ってくれて 慰めてくれて 微笑んでくれてたね
げんチャンが居てくれたから 今 お母さんは生きていられるんだ
げんチャンとお母さん いつも一緒だったね
近所の買い物でも 寝るときも ずっと……
そんなげんチャンとお別れする日がくるなんて 考えた事なかったし 考えたくもなかった……
でも その日はやって来ちゃったんだよね
3月の終わりにげんチャンが咳をするようになり 食欲も落ちた為へ
レントゲン、血液検査の結果…肺炎をおこしてるとの事
薬をもらい 自宅で様子を診る事にしたけど げんチャンは 薬を必要以上に嫌がり 食欲も全く回復しなかった為 入院治療となった…
9日間の入院だったね
げんチャンに合う薬が中々 見つからず 先生も色々 頑張ってくれてたね……
咳が少しよくなり退院の為 レントゲンと血液検査をしたけど 肺炎は良くなってなく 炎しょうを示す数値は まだ高いまま
しかも胸水が溜まるという 別の問題が……
胸水の一部を検査に回したけど腫瘍やウィルス感染によるものではない…との結果
普通なら腫瘍(陰性)ウィルス感染(陰性)なら喜ぶべき事だけど
そうじゃなかった
胸水を引き起こす原因が解らないと言う事は その元である疾患が解らないので治療すら出来ないという事
先生と話しをした結果…
げんチャンは年齢も年齢なので このまま入院治療をするよりも なるべく自宅で過ごせる様に…と
静脈点滴、薬の投与、流動食、胸水を抜く為の処置をしなければいけないので 半日入院し 夜は自宅で過ごすという日々が続いた…
げんチャンの容態は一進一退
食欲が戻ってきたかと思えば 今度は肺葉捻転と言う 新しい病魔がげんチャンの体を蝕んでいる
肺葉捻転…肺の一部が捻れた状態
肺葉捻転は手術をしなければ治らない…
手術が成功しても 胸水は溜まり続けるので 定期的に胸水を抜かなくてはならない
げんチャンの年齢は14歳… ワンコの年齢では 高齢で 全身麻酔での手術は現実的ではない…と先生に言われた
出来る事なら少しでも げんチャンの痛みや辛さを取り除いてあげたかったけど げんチャンにとって手術は 痛みを取り除くどころか 全身麻酔により命を喪うかもしれないリスクがあった
先生とよく話しをした結果 手術をせず 今まで通り 通院しながら げんチャンを今の状態より悪くさせない為の対症療法をしていく事になった…
肺の一部が機能してない上 胸水もどんどん溜まってしまうので げんチャンの呼吸は凄く苦しそうだった
家にいても呼吸が苦しくて 横になる事も 伏せの体勢もできない…
酷い時は 座ったまま寝るときもあり 時々 ふらっと倒れる事も
見てるのがとても辛い
色々 ネットで検索すると レンタルの酸素ハウスがある事を知り 病院の先生に聞いてみると 先生も 丁度 レンタルの酸素ハウスの事を話すつもりだったらしく 病院の紹介でレンタルする事になった
紹介と言っても 自分で全ての手続きをしなくてはならない
レンタル会社に電話したら 翌日に持ってきてくれた…
5/16からげんチャンは酸素ハウス生活になった
初めは酸素ハウスに入ってくれなかったけど 次第に馴れて少しの時間は入ってくれてた
⬆の写真は亡くなる3日前
酸素室生活しながら通院し 肺炎発症から 約2ヶ月…
時々 元気な様子も見せてくれ 小夏や春と同じ所で寝たり のんびり過ごしたりもしてた……
本当は聞きたくなかったけど 覚悟をする上でも先生にげんチャンの余命を聞いた…
先生から もって半年…
げんチャンの今の体力から 1年はもたないだろう…と告げられた…
えっ…たった半年しか一緒にいれないの
凄く ショックだった
げんチャンは 年齢のわりには 腎臓、肝臓、心臓、どの数値も正常値内だった…
肺の病気さえなければ……
亡くなる4日前から 嘔吐、下痢、よだれ、食欲不振が出始めた……
それでも私は まさかこの4日後にげんチャンが旅立ってしまうとは思いもしなかった……
毎日に行き 吐き気止めの
を射ってもらってもげんチャンの容態は変わらず
この暑さの中 毎日へ連れて行くのも命がけ…
もちろん 車にはエアコンをかけ 携帯の酸素スプレーも持ち 万全の体制で連れてってはいたけど やっぱりげんチャンには相当の負担
6/4…担当の先生がお休みという事もあり 家で様子を見る事にした…
酸素室にいても 苦しそう
相変わらず 吐き気、よだれがある……
ご飯も もぅ4日 食べてない…
水も飲んでない…
自宅で皮下点滴をする…
げんチャンの場合 胸水が溜まる病気なので 点滴は1日60ccと言われてる…
この日も終始 辛そうにしてる…
げんチャンに「明日 朝一番で行こうね…大丈夫だからね…」と言って オチビを寝かせる為 2階へ上がる…
……まさか この時がげんチャンと話す最後になるとは思いもせず………
酸素室の横にはモニターを置いてるので 2階に居ながら スマホでモニターを確認……
パパさんは 治療費を稼ぐため 毎日遅くまで休みも取らず お仕事を頑張ってくれてた
帰りはいつも23時頃…
この日も同じ時間だった…
帰ってご飯を食べ終えた頃 いつもげんチャンはオシッコをする為に「出してぇ~」って吠える…そう この日もいつもと変わらず ワンッと吠え パパさんに「出してぇ~」と催促
パパさんは いつもの様に げんチャンを酸素室から出してあげ そのまま キッチンへタバコを吸いに……
私はオチビを寝かし付けた後 持病の胃痛があったので薬を飲む為 下に降りた…
下に降りたら もう電気は消してあった…
暗がりの中 げんチャンの様子をみたら パパさんの布団の上で横になって寝てた……
夕方から 酸素室でも横になれずに ずっと座ったまま辛そうにしてたので やっと横になれて眠れてるんだ……と私はバカな勘違いをしてしまった
(いつもパパさんは げんチャンの事もあるし 仕事も朝早く 帰りが遅いのでリビングで寝る生活だった)
私はキッチンへ薬を飲みに…そして少し パパさんと話し 寝る前に もう一度 げんチャンの様子を見ようとげんチャンの近くに行ったら……
えっ………呼吸が弱い
痙攣も起こってる
嘘だっ…
直ぐに抱き抱え 酸素室へ入れるも間に合わないと思い 直接酸素マスクを口にあて 何度も
「げんチャン…げんチャン…戻って来て」と体を擦り続け 何度も何度も「げんチャン」と呼び続けた…
一瞬 呼吸が戻った…
とホッとした瞬間 げんチャンは ゆっくりと2回 大きく息を吸い込み 脱糞をし そのまま呼吸が止まってしまった
直ぐにげんチャンを抱き寄せた…
嫌だ…嫌だ…嫌だ
まだ逝かないで…げんチャン
………
パパさんがげんチャンから目を離してしまってから逝ってしまうまで 10分もなかったと思う…
げんチャンを抱きしめて
嘘だっ…嫌だよげんチャン
明日 朝一番で行こうねって言ったじゃん
何でよ~…何で こんなに早く逝ってしまったの?
泣き叫んでも…泣き叫んでもげんチャンの瞳に光が戻る事はなかった……
その後は暫く 抱きしめたまま ただ ただ泣き続けた……
げんチャンの体が どんどん冷たくなり死後硬直が始まってる……
げんチャンの体 綺麗に拭いてあげ なきゃ
そして 冷たくなったげんチャンをタオルケットで包んであげ…
げんチャン…… 一緒に2階で寝ようね
時計を見たら 夜中の2時40分 だった…
先生は 余命半年って言ってたのに その半分にもなってない2ヶ月で逝ってしまうなんて……
辛いよ…辛いよげんチャン
戻って来てよ~
お母さん ちゃんとげんチャンにお別れしてないよ…
ちゃんと 「ごめんね」って言ってない…
今まで 「ありがとう」って伝えてないよ……
もう お母さんの声は聞こえないかもしれないけど…
げんチャン…ごめんね
最期の時 お母さん げんチャンが寝てるなんて勘違いし 安心してた…
げんチャンが苦しんでるのも気付かず 助けてあげれなかった…酷いお母さんだね
今まで いっぱい辛い思いさせてごめんね…
辛かったね…本当にごめんね
最後に げんチャンの大好きな唐揚げを食べさせてあげたかったな…
げんチャンにとっては辛い世界だったかもしれないけど お母さんはげんチャンに出会えてげんチャンと一緒に過ごせて 凄く幸せだったし楽しかったよ
げんチャン…ありがとう
げんチャンの事 大好きだよ
これからも ずっと ずっとず~っと大大大大好きだからね
いつか お母さんが虹の橋へ旅立ったら また あの初めて会った時の様に 尻尾をおもいっきり振って お母さんの所へ駆け寄って来てね…絶対だよ げんチャン
今はまだ 毎日げんチャンの事を思い出し泣いてしまってるけど…
お母さん 笑顔になれる様に頑張るから もうチョットだけ泣かせてね
げんチャン…2ヶ月間の辛い闘病生活 お疲れさまでした
今は肉体の痛みから解放され 虹の橋で お友達と元気に転げ回ってるよね?
美味しい物もいっぱい食べれるね
げんチャン…夏っちゃんに優しくしてくれて ありがとう
春の遊び相手になってくれて ありがとう
そして…今まで お母さんに寄り添ってくれて 微笑んでくれてありがとう
結局げんチャンの死因は何だったのか今となっては解らない…
パパさんに死因を突き止めるべきか相談したけど げんチャンはやっと肉体の痛みから解放され ゆっくり眠る事が出来るんだから このまま そっと見送ってあげよう…という事になった
げんチャンの最期の時 脱糞はしたけれど 他の体液は火葬するまで一斉 出て来なかった
それが不思議でならなかった…
胸水が溜まる病気だったのに 体液が出て来ないなんて……
もしかしたら死因は 肺の疾患とは関係ない脱水によるもの?…
だとしたら 先生が余命半年と言ってたのに 2ヶ月で逝ってしまったのも………
今となっては死因を知る由もない…
げんチャンの呼吸が止まってから 見よう見まねの人口呼吸もしたけど もしげんチャンがあの時 息を吹きかえしたとしても きっとこの先の人生(犬生)は 脳に障害が残り 今までよりも もっと辛い犬生を送らなければならなかったかもしれない……
お母さん それは絶対に嫌
げんチャンにあれ以上の苦しみを与えたくない…
涙が渇れるって言うけど…
毎日 毎日 いっぱい泣いても渇れないよ
どんどん溢れてくる…
もう げんチャンを抱きしめてあげられないのが とても辛い……
↑ 2007/3/19 撮影
(ヒーターの前を占領してるげんチャン)
↑ 2015/4/17 入院時 面会に行った時に撮影
げんチャンとの 生前 最後のツーショット写真になってしまったね……
こころなしか げんチャンのお顔が微笑んでる様に見える
平成27年6月5日
享年14歳7ヶ月10日 元気 永眠
病名 肺炎からの肺葉捻転併発