七面鳥に憧れる? | サバンナとバレエと

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ブラジルからの便り

エッ?
七面鳥?

ポ語でメスの七面鳥はペルア(perua)。
でもペルアってもう二つの意味があるんです。

一つはライトバンタイプの車。

そして
もう一つは派手な女性。

この意味はちょっと難しいんです。
英語で探してみたら
「flashy」、「clothes horse」まあ、いずれにしてもちょっと意味が違うような。。。


ペルアは
華やかで、派手でけばけばしい女性。
ジェリーやブランドが大好きで
人目をひくのが好き。


おちょくった感じの悪口なので
似合っている容貌についてではなくて
ちょっと馬鹿げている感じ。





でも自称ペルアって誇りに思っている女性も多いんです。


絶対に当てはまらない雰囲気は
落ち着いた、地味、シック、上品。。。
もの静か、奥ゆかしい(笑)


彼女たちの
ジェスチャーも話し声も笑い方も
はすっぱで大らか。。。



若い子は派手な格好をしても似合ってうるケースが多いので
あまり「ペルア」には当てはまらないんですね。
やはり
ある程度、歳をとった女性。。。



ブラジル女性は歳をとるのにつれて
だんだん派手になっていきます。

40過ぎたら金髪に染めたロングヘアが圧倒的に多くなるし
付いてきた贅肉はルーズな服で隠したりしません。
太れば太るほどぴちぴちの服を好みます。

50過ぎたら
首の皺を隠すためにアクセサリーも超デカクなるし
肌のくすみをカバーするためにキラキラ光るものとか
派手な色合いとか好みます。


ペルアの女王と言えば
エベ。



うちのお義母さんなんか大ファン。
80過ぎてもハイヒールでテレビに出演してました。
残念ながら一昨年83で亡くなりました。


司会者のAna Maria Braga も



女優のSusana Vieriaも




自称ペルア。



私この頃つくづく思うんです。
慣れた着こなし、楽なお洒落
つまりコンフォートゾーンばっかりだったら
面白みがなくなってしまう。。。

派手なのはこっぱずかしいし
着る色も大人しい色ばっかりになっている。
アクセもだんだん地味に。。

昔はエスニック風な大きなアクセが好きだったので
未だに娘たちからいつもプレゼントで貰うんだけど
使わないで仕舞い込まれているものも沢山。。。

買うものもワンパターン。。。
駄目ですねー

冒険しなくちゃ。。。
まだ着れるものは今のうち着なくちゃ。。。
将来は
お洒落で可愛らしいオバアちゃんになりたいし。。。


ペルアは無理だけど
小ペルア、ペルイーニャには憧れます。



ちょっと思い出した「赤毛のアン」のくだり

『でも他のみんなが着ているのなら、あたし一人だけあっさりして
おとなしやかに見えるより、いっそばかげて見えたほうがいいわ

ふくらんだ袖を着ないのならこの人生はまったく生きがないんだとアンはしみじみ感じた。』