私の天国、Vさんの農場。 | サバンナとバレエと

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ブラジルからの便り

サンパウロ州の田舎町
サンカルロスには15年間住んだ。

私達は大学院生としてあの町に移ったのだが
サンカルロスは国立と州立大学のキャンパスがあり
カルチャー的にも富んだ町だ。

友情にも恵まれた時期だった。
あの町を離れた時は本当に悲しかった。

時々、このブログでも登場するVさんとも
あの頃知り合った。
ダンナさんとは遠い親類で
私達と同じように大学院生だった。



彼女のお父さん(C叔父さんーリンクあり)は二つの農場を持っていた。
一つは色々なフルーツを栽培し、菓子を作る小さな工場もある農場で
もう一つはまったく何にもならない痩せた土地。

その農場は
Vさんが時々、大規模のパーティを催す時に使うだけで
その他は管理人の家族が住むだけ。。。

彼女は町に住んでいた。


彼女が
町の貸家に住み、家賃を払い続けるより
農場に移ってそのお金を改造に使ったほう有利だと決心したのは19年前。
一人で移るのは心細いので
私達家族、そしてLさん家族を誘った。
あの頃、ダンナさんは自分で農場に家を立てる計画だった。
(そのことは後で語ります)

私は次女の妊娠中。
本当に奇抜なダンナさんの計画に戸惑っていたけれど
あの自然の中で過ごした思い出は
心の中で非常に貴重なものだ。

あの頃、長女は8歳、
自由に歩き回る彼女には
いつも犬達が付いてまわった。(5匹位いたかなー)
牧場や
美しい森林
綺麗な水が流れる小川もあり
長女は犬達と自由に戯れていた。


忘れられない光景。。。

お昼ご飯に長女を呼びにいったら
遥か下の牧草に寝転んでいる長女。
周りには犬達が丸く囲んで寝そべっている。
あまりにも可愛らしいので
声を掛けないで
しばらく見ていた。
大の字になって流れる雲を見続ける長女。。。
私が呼ばなかったら、おそらく何時間もあのように続けたと思う。
彼女も犬たちも。。。


ステキな出来事で一杯な日々だったが
妊娠中の私には
一杯不安もあり
辛い事も沢山あった。

Lさんも同じように妊娠していた。
そして
二人で
同じように楽しみ
同じように苦しんだ。


そして
次女が生まれた頃は
また町へ移った。
あのダンナさんのプロジェクトは中断
(今でもそのままです)
そして叶わなかった夢もう一つ、未来に預けた。

それでも
『いつかは』って夢があるし
あれからの
貴重な友情も。。。


あの農場に集まる仲間達は
人世に対して同じような感性をもつ連中だし
それは今でも変わらない。



15年間の、沢山、沢山の思い出を胸に抱えてアマゾニアへ移った。


。。。。。。。。。。。。。



年末、再びサンカルロスを訪れることが楽しみだった。
とくにVさんの農場。。。

あの頃、
皆一緒になって
痩せた土地に木を植えた。
昔は牧場だった土地も森林になっているはず。。。





皆集まってくれた




そして
次の朝は
素朴なキッチンで
朝ご飯。。





あの頃とは見違えるほど変わっている庭。






C叔父さんのジャトバ樹。





C叔父さんへのオマージュの土像。聖フランシスコ。



ブラジル各地で活躍するVさんのコレクションが豊富なインテリ。。。















本当に落ち着くんです。

なにか
自分がより良い人間になれるような。。。
より
人を愛せるような。。。

沢山、沢山、素晴らしい思い出が一杯の場所。
そして
痩せた土地が森林で蘇り
帰るたび美しくなっています。



この頃はピューマも見られるそうです。