ハチ公が死んだ。
あまり食べることが好きではなくて常に痩せていたが
最近痩せすぎではないか?
と気づいてた時は手遅れだった。
先週までは走り回っていたのに。。。
家に来る前、ハチ公は保険所に回収されていた野良犬だった。
まだ大人になりきっていない、いたずらっ子みたいな感じで
私の顔を見たら走ってきた。
ダンナさんが指差した檻の前に貼ってあった紙には
殺処分の日にちが書いてあった。
その日から3日後だった。
「家に来る?」
と頭を撫でたら利口そうな目で私を見つめ尾を振った。
4年前の話だ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
何時も一緒だったアッカーは悲しそう。。。元気がない。
昨日までは大分探し回っていたが、もう帰ってはこないと分かったみたいだ。
探すのは止めてベランダから動かない。
。。。。。。。。。。。。。。。
全ての生き物は(私たち人間も含めて)生きて死ぬ。
私達の身体の土台になる元素・炭素の全てが
数え切れないほどの生物の生命を通り抜けてきたのだろう。
私の身体には微生物や植物、牛や魚。。。
あるいはトカゲ、恐竜や他の人間の身体の一部だった炭素もあるだろう。
地球は限りない生命に覆われ尽くされている。。
土も空気も水も
たった一掬いの海水にも
顔に当たる風にも
たった今そっとテーブルをなぞった私の指先にも
おびただしい数の微生物で一杯なのだ。
ほとんど沸騰寸前の火山水に生きる微生物もある。
私たち皆生命の中で生きているのだ。
生と死に囲まれて。。。
魂となるものが実際に存在するのかは知らないが
ハチ公の炭素もやがて微生物によって土に返り
植物や昆虫になり
あるいは
風や水の流れによって広まっていくのだろう。
そして私もいつかは。。。。
悲しいけど寂しくは無いような気がする。
さよならハチ公。。。
ごめんね、ハチ公。。。
そして
ありがとう。。。。
