8月11日、テペケン山の頂上でロックのイベントがあった。
ダンナさんのバイク・サークルのイベント。
テペケン山は平地のサバンナにまるで生えてきたようなテーブル・モンタイン。
一昔にはダイアモンドのマイニングで栄えた所だが
今は小さな村ふたつ。
美しい滝がいくつかあるのでこの頃ちょっとした観光地になっている。
次女はロックのライブへ。
私達のお目当ては友達が新しく開いたライブ・ハウス。
音楽は静かなブラジリアン・ミュージック。
そして12日の夜はペリセウス座流星群が見れるはず。
流星群はポ語で「Chuva de meteoro-流れ星の雨」と言うけど日本語ではどうかな。
友達の別荘の庭でキャンプ。日曜日には皆帰っていったけど私たちだけ残りました。
流星群を日曜日の夜にみるため。
テペケン山の頂上は素晴らしい星空が見える。
次女は昼間から焚き火を用意をしていた。
友達の別荘で働いているMさんの手をかりて。
Mさんとは今回知り合った。
リオっ子でリオからロライマまで自転車で来たそうだ。
ひとりで!
リオから1年半掛けてロライマまで、
Mさんはロライマを通りベネズエラへ行くつもりだったが
テペケンに惚れ込んで住み始めてもう1年半だそうだ。
職業は大工。
腕が良いのでちょくちょく仕事があるらしい。
友達の別荘もライブハウスも彼が作った。
実に穏やかな人だ。
静かに話し、静かに聞く。そして溢れるような美しい笑顔。
一人っきりで旅をし
風の音ばかりの山奥に住んでいるとあのようになるのかな。
周りに惑わされず好きなように生きていきたいと思ったら
あのような生き方にたどり着いたそうだ。
人生、人様々だなーと想った。
Mさんの冒険の話を聞きながら流れ星を待った。
丁度始まったとき、流れ星6つだけ見えたら、突然スコール。
止みそうもない雨に打たれて消えていく焚き火を見ていたら。
「おやすみ」とMさんは土砂降りの中、自転車押して帰っていった。
大丈夫?って心配したら
「もちろん」って雨の中、ぜんぜん気にしない足取りで山道下っていった。。。