数年前に、「ゴールは陽炎の向こうに」という、安易なタイトルの
小説を書いた事が、あります。
あの小説は、フィクションではなく、私の実体験の話でした。
現在の店舗を4月で引き払うため、片づけをしていたら、
あの小説の舞台だった、「鈴鹿4時間耐久」の時の写真が
出て来ました。
小説の中でも書きましたが、上の写真の中央の友人が、突然
「4時間耐久」に出る!!と言い出し、左の後輩(当時17歳)
と二人で、アルバイトをして、旅費を貯めて、加勢をしに
行きましたね。
かれこれ、40年前の事です。
その当時、学生で、お金もないのに、バイク屋さんで、アルバイトを
しながら、750ccに乗っていました。
この愛車に、山のような荷物を積んで・・・ 二人乗りで・・・
北九州からフェリーに乗り・・・ 友人が働いている、京都へ
向かいました。
友人の待つ、京都の自動車修理工場に着くなり、マシン整備を
始めました。
もっぱら、私たちは、塗装の役割でしたが・・・
小説の中でも書きましたが、クリアーの塗料が無くなり、近所の
ペンキ屋さんで、買って来て、塗ったら、暴走族の好きそうな
ラメラメになってしまった、マシンが、こちら・・・・
一応、「ホンダ」のマシンなので、鮮やかな、トリコロールなのですが
クリアーを塗ったら、ラメが光り、赤や青が薄ぼけてしまいました。
何よりも、みんなで大笑いをしてしまいましたね。
このサングラスを、かけているのが私なんですが、素人に、
見られるのが、嫌で、視力の悪い私は、見えもしないサングラスで
見栄を、精一杯、張っておりました (笑)
さてさて、いよいよ、予選の開始です。
ストレートで、目一杯、伏せて、走りますが、今一つ、スピードが
出ません。
小説の中にも、ありますが、あまりにもエンジンの吹けが悪いので
あろう事か、サーキットの近くのバイク屋さんで、バイク1台を買い、
エンジンの積み替えを初めてしまいました。
予選中の話です。
友人の判断力や行動力・・・今でも、関心します。
また、本当に、時代が良かったのでしょう・・・
バイク屋さんは、突然、現れた私たちに・・・
しかも、友人の勤める会社の名刺、1枚で、バイクを売って
くれました。
つくづく、凄い思い出だな・・・と思いますね。
この友人は、10数年前に、天国へ旅立って行ってしまいました。
おない歳なんですが、この彼から、人生において、かなりの影響を
受けてます。
「欲しければ、勝ち取れ!!」です。
彼が、いなければ、鈴鹿サーキットで「4時間耐久レース」なるものに
出るなんて事は、無かったでしょう。
本当に、貴重な体験を、ありがと・・・・
私が当時、乗っていた「Z750FX」は、現在、中古で¥200万円は
下りません。
また、私らがレースで、使った「CBX400F」もやはり¥200万円は
下りません。
店に来る、年下のお客さんに、この話を、すると、まるで伝説を聞く
ような目で、みられますね。
しかし・・・私らの、貴重な思い出は、そんな、数百万円の、はした金
よりも、数万倍、価値が、あります。
写真は、良いですね。
薄れかけていた記憶を、呼び起こしてくれます。









