初めてのバイクすぐに無くなる | 二輪の趣味が続かない

二輪の趣味が続かない

二輪は好きだがもう何台も駄目にしてきた。
そんなふうに飽きっぽいイケてる?オヤジの思ったままを書くブログ。ご一読ください。

zaizenです。

初めてバイクに乗ったのは高校1年の時、バイクの免許がとりたくて一生懸命教習所に通った。
学校帰りや休みの日も雨の日も通って早々に免許を取得した。
バイクに乗りたくて乗りたくて仕方がなかったのでとても嬉しかったのを覚えている。
やりたい事があるというのは幸せだ。
若さっていうのは凄いエネルギーがあり良いもんだ。

早々にバイクを買ったスズキRGV−Γ(ガンマ) ウルフ、250CCの2ストだった。
現在250の2ストは生産していないと思うが当時は主流だった。
しかし購入して1週間後悲劇が訪れるのであった。

はい事故りました。

運転が猛烈に下手でカーブが曲がりきれず縁石にフロントが乗り上げそのまま前の壁に激突です。
今でもよく覚えているのが事故の瞬間スローモーションになった事。
縁石にフロントが乗り上げ前輪が持ち上がり車体が左に傾き始めた時からスローモーションでした。
あー倒れるコケたもうやっちゃった。修理出来るかな?廃車かな?カッコわりー。など色々な事が頭を過ぎります。この間おそらく1秒ありません。
その間に景色がゆっくり流れ、車体が徐々に傾き、これだけの事が思い浮かんだんです。
そう考えると人間の脳の能力は計り知れません。
よく人は脳の10%しか使っていないということを聞きます。今回の様に緊急事態が起こると脳はフル回転し思考能力が全開になるんだと思います。
だからといって事故が無かったことには勿論なりませんが出来るだけダメージを減らそうと無意識に脳が働いたのかもしれないなんて考えました。

スローモションが終了し気が付いた時には道路に放り出されていました。
自分自身なんの音も覚えていませんが相当な音がしたんだと思います。
すぐに近所の人が大集合です。
私はコケた恥ずかしさでヘルメットを被ったままバイクを起こしました。
バイクのフロントはボロボロでエンジンなんか勿論掛からないのでバイクを押してその場を立ち去りました。
家の近所で事故ったのでそのまま家に帰りました。
この間アドレナリンが全開だったのでしょう。痛みは全く感じませんでした。
車で病院に送ってもらいさあ降りようとしたんですが足が痛くて降りる事ができず看護婦さんに車いすで運んでもらいました。
膝は血だらけだったので看護婦さんが膝にオムツを当ててくれまました。オムツは吸水性が高いので理に適った対応でした。
そして治療になったわけですが傷口を洗い流すと思いきや、「あー傷口に砂利が入ってるねー取らないと」と先生に言われ出てきたのがタワシみたいなやつでした。そしてそれでゴシゴシです。すごーく痛かったですね。当然の様に痛かった。
一番酷かったのが膝でした。長ズボンを履いていましたが膝の部分は破けて穴が空きました。
膝の方はというと・・・
詳しく書くとアレなので結構な怪我とだけ言っときましょう。
膝を縫ってもらったので左足が曲がらなくなりました。幸いなことに夏休みに入ったばかりだったので1ヶ月かけて歩ける様になりました。
バイクはというとあえなく廃車となりました。車両保険なんてお金が無く入っていなかったので修理すると新車が買えるくらいの金額だったので残念ながら廃車にしました。
こうして初めてのバイクライフは強制的に幕を閉じました。

怪我をしてバイクもダメになりましたがヘルメットはしっかり被っていたので頭は無傷でした。
ヘルメットのシールドはガリガリに削れていたので改めてヘルメットの重要性を実感。
半帽のヘルメットもありますがやはり事故った時の安全性は断然フルフェイスでしょうかね。
顎までのガードは大切です。

この時は若さゆえの失敗でした。
怪我が治った後は単車を買うお金がなかったのでしばらく原チャリライフが続きました。
その後時を経てまた単車し乗ることになるのですがその話はまたの機械にでも。

教訓、安全運転をしよう!