鏡の向こうのわたしは
いつだって笑っている
鏡の向こうのわたしの周りは
たくさんの友達で溢れている

知ってるよ
そうすれば
欲しいものは手に入る

頬を上げて、唇を歪ませたら
皆はわたしに笑ってくれる

鏡の中のわたしは問う
それは本当に欲しいもの?
それで君は満足かい?

わたしは答えない
ただ顔を歪ませて
手だけは誰かと繋がっている

鏡の世界のわたしは
今日も笑う、道化のように
そこに群がる虚像を
まるで本物のように求め
歯車が既に狂っているのに
気づかぬまま

そこにもう道は無いのに
嗚呼、光に魅せられた哀れな子
誰かがいつかそう言った
その声は、もう届かない

鏡の国の虚夢(アリス)は
今日も嗤う、道化のように
合わせ鏡の自分の涙に
気づかぬまま。