東野圭吾作品です。
元オリンピック選手の宏昌は妻の死をきっかけに一人娘の風美が自分の娘でないことを知る
苦悩しつつも愛情を注ぎ、彼女は彼をも凌ぐスキーヤーに成長する
その親子二人2人の遺伝子に興味を持つ科学者
さらに風美の本当の父親と思われる人物の登場
そして風美を襲う影がちらつきはじめる、、、
とにかくタイトルがいい。お洒落なタイトルで読む前から胸が踊る。
読み始めてみると、やはり東野圭吾の作品なのでとても読みやすい。
どうなってくるんだろうと思うが、登場人物が限られてくるので誰が鍵になってくるかは予測はできる。
だからこそ、事件ではない方の結末に期待していたので、モヤモヤが残った。
あと50~70ページくらい増やして丁寧に掘り下げてもよかったのではないかと思った。中盤まではとても面白かったので、残念に感じた。
ただ東野圭吾作品だということで気負わずに、とくに過度な期待をしなければ普通に楽しめるとは思う。
でもやっぱり、もっと丁寧に掘り下げて欲しかったなぁ、、、