【珈琲を飲むと便意が生じるのは】

結論から先に書くと、多分に含まれるカリウムによるものです。

カフェインじゃないの?という実験も一杯ありますが、カフェイン抜きの珈琲でも便意を催す結果が得られています。

 

より細かく書くと、カリウム摂取により腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進させます。

カリウムはカルシウムを強め筋肉を収縮させる効果があります。

腸の動きにおいては押し出す力を強めることになる結果、排便欲が生じます。

 

逆に弛めることで便意を生じさせるのがマグネシウム、ナトリウムです。

※下剤として処方されるのは酸化マグネシウムであるのはそのため。

 

【便秘の仕組み】

便秘になるケースはいくつかあると思います。

筋収縮、弛緩という視点では、

収縮しっぱなしになっているために排出する力がなくなり便秘になったり、

緩みすぎた状態で排出力がなくなって拡張する腸にどんどん便が溜まってしまう場合も。

 

それらはカルシウム、マグネシウムのバランスや、カリウムとマグネシウムのバランスによって収縮、弛緩のバランスが決まります。

どちらかに偏っていると、どっちにしても便秘になりやすい状態となります。

 

※弛みすぎの場合は便秘よりは下痢の症状が出ます。が、弛んた状態での多量の食事を摂取した場合はより強力な便秘となることがあると思います。その場合は同時に摂取した糖質の摂取などにより、腸壁と食材が磁石的にくっ付くという説明が必要ですが割愛(プラスイオンとマイナスイオンの磁力的結合:酸化してプラスになった細胞に対して電子還元を起こしマイナスに戻すことによって磁力的反作用を起こすのがマグネシウムの作用)。

 

バナナで快便!というのは珈琲と同じく、カリウムが豊富に含まれているためです。

ただカリウムが豊富すぎるため、全身の筋収縮が強くなりすぎてしまうデメリットもあります。

多すぎるカリウムは関節痛や胃痛、副腎疲労などの温床となります。悪化します。

 

 

バナナに限らず、トマト、ナス、キュウリ、大根など多くの野菜(主にナス科の食材)は、カリウム豊富でリウマチ等の関節痛を引き起こします。

 

日常の食生活で、カリウム、ナトリウムどちらの摂取量が多いか?によって便秘の原因は異なり、対処法も逆になります。

 

自分は基本的に一日1食生活なので、塩分控えめな料理が多い現代では、塩分量が足りないために、マグネシウムサプリや、漬物、浅漬けなどで弛緩方向への作用を補っております。

 

より掘り下げて書くのであれば、小麦のグルテンや合成甘味料、その他糖質の摂取との作用までかけますが、

珈琲のお話しからは離れるので割愛(/ω\)

 

便秘解消に関しては、食物繊維と便秘の関係という点よりも、筋収縮、弛緩のバランスという点から考えると、案外速攻解消されます(((uдu*)

 

 

逆に言えば、日常的に関節痛などに悩まされている人は、塩分(自然塩)多めの食事を摂り、カリウムを控えることで症状は緩和されます。