脚の中殿筋の弱体化は、代償運動として大腿筋膜張筋の緊張に繋がり、太ももの太さ、内ももの肉の付きやすさに繋がる。股間節の過外転状態となり、仙腸関節、腰椎など背骨下部のロックに繋がる。

 

腕に関しては、棘上筋の弱体化が代償運動として三角筋の緊張に繋がり、二の腕の内側の肉付を良くする。肩関節の過外転状態へと繋がり、背骨や肋骨をロックする原因となる。

 

脚に関しては内転筋を鍛え、内転可動域を拡張することでかなり変化、改善効果が出る。

腕も同様に内転筋(大円筋、大胸筋、広背筋、小円筋?)を鍛えることで、三角筋を弛ませることができ、二の腕も引き締まってくる。

 

脚は大腿筋膜張筋を如何にして使わないか、

腕は三角筋を如何にして使わないか

(中臀筋、棘上筋を使う)

 

というのが、腕脚の機能性追求(より長く、柔軟に使う)のカギとなると直感的に感じた。

 

肩関節、股間節を徹底的に内転させることで背骨全体、肋骨全体を弛ませることができ、それは呼吸の深さや内臓の血行、胸の大きさ、肌質の改善、身体機能のアップなど大きな変化を起こせる。

 

三角筋を緊張させず、棘上筋(きょくじょうきん)をしっかりと使うことを意識すると二の腕が細くなる。

外側に捻じれ過ぎた上腕骨を、三角筋の緊張を取ることで内側へ、正しい捻じれ位置に戻し弛める。

頸椎のロックが外れて、首回りがとても楽に、すっきりと変わっていきます。

 

棘上筋を、三角筋の緊張が取れるのを、上腕骨の捻じれ角度を意識してやってみましょう。