昨日書いた【肌質を若返らせる方法】 に付けたし。
若返らせる=古い細胞を代謝させ新しく造り変える
という感じで書きましたが、今日は
【肌質を良くする方法(スベスベ編)】
方法というほど大それたものではないけど。
若返らせた皮膚の細胞をスベスベにする。
皮脂でコーティングして老化を防止する。という話。
1.昨日と同様に構造から考える。
皮脂は言うまでもなく脂です。その構成成分の殆どはオレイン酸というオメガ9の脂肪酸。
αリノレン酸ばかりが注目される昨今、色んなテレビ番組でも名前は出るけど、
なぜかリノール酸、αリノレン酸は説明されるけど、オレイン酸は触れられないという謎。
母乳の主成分であったり、国産和牛やイベリコ豚などの高級なお肉達の餌として与えられる脂肪酸。
柔らかく溶けやすい(融点が低い、常温で液体)脂肪酸なので、体温で溶けるために口溶けが滑らかになります。生チョコと板チョコの違いは脂の差ですね。
で、これも言うまでもなく身体は食べたもので出来ています。
摂取した栄養素は血中を流れ、肝臓で代謝され各細胞へ運ばれたり、エネルギー化されたり蓄積されたりします。
糖質ばかり摂ってるとタンパク質(血管、筋肉、骨、他も殆どはタンパク質:ヒトは炭素生物すので)と結合して、糖化した細胞が増えます。
そして脳の構成成分はおよそ脂質60%、タンパク質40%です。
摂取する脂肪酸によって脂質部分の構成割合が変わります。
摂取する脂肪酸によって酸化率や帯電率(絶縁体)、免疫力に対する影響、コレステロール値に対する影響なども変わります。
リノール酸過剰は免疫を下げ、炎症を起こしやすくしたり、αリノレン酸に関しては酸化しやすいというデメリットもあります。オレイン酸は脂質の中では酸化しずらい部類に入ります。
※話が反れそうなので脂肪酸はこの辺を参照くださいhttp://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_desc/d_fatty_acid_po.html
肌をコーティングするのはオレイン酸。
という話で、本来は体内(と言っても皮膚常在菌叢)で合成できる物質です。
なので健康体であれば重視して摂取しなくても問題にはならないとも言えます。
が、糖質やリノール酸などを摂取すれば汗に混じってしまいます。
汗として糖質やリノール酸が皮膚上に分泌されてしまうことで、皮膚(立毛筋)の糖化、炎症などが発生しやすくなり、アトピーや皮膚炎を引き起こしてしまいます。
糖質などが混じったベトベトの汗は、皮膚常在菌叢のバランスを崩してしまい、異化細胞を作り出したり、糖化を促進してしまうのです。
さらに常在菌がオレイン酸を合成出来なくなってしまう結果、乾燥肌になってしまいます。
なので化粧品、化粧水等で脂肪酸を塗ったくって肌をスベスベにするわけです。
糖質を控えつつ、腸内細菌叢、皮膚常在菌層が正常な健康状態あれば、化粧水などが無くても皮膚はスベスベに保てるということです。
ここでも原因は糖質であったりステロイド系の薬であったり、ストレスであったりの高血糖値なのです。
血糖値を上げすぎないことが肌質を良好に保つためのもっともな近道と言えます。
ですが、麻薬中毒同様、糖質を止める、控えるだなんて考えられない・・・という方が多いのが現実。
そんな人は、食材でオレイン酸を摂取し汗として分泌すればよいわけです。
お勧めは久々に登場のアーモンド。
個人的には塩分が添加されている方が好きですし、効果は高いと思っています。(精製塩でなければ)
マグネシウムも多く含み、正常な細胞合成を助けてくれるほか、食物繊維による腸内細菌叢活性や豊富なオレイン酸という最高のバランス栄養食。
注意点としては、血中で糖質と脂質が混じると血管等に超絶糖化ダメージを与える可能性があるという点。これはアーモンドに限りませんが、血中脂質の高い状態下では糖質は細胞へ運ばれず血液中を長時間漂ってしまうという研究があります。
※過去記事参照http://ameblo.jp/nippys-fancy/entry-11796729976.html
エプソムソルト コスメティックウォーター 8kg(4kgX2) 入浴剤(浴用化粧品) クエン酸配合 シークリスタルス
エプソムソルトで入浴してスベスベに戻っても、そのあとすぐに分泌する汗に糖質が混じっていては意味がありません。
正常な細胞合成を出来ない上、剃刀で削られたよりダメージを受けやすい状態の皮膚が悪化します。
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糖質を控え、良質な脂質を摂り、汗の構成バランスを整え、分泌させる。
そうすることで肌はスベスベに保てます。
アーモンドはオレイン酸だけではなくリノール酸もそこそこに含まれていますので、30粒/日程度の摂取にとどめておく方が良いかもです。(自分は1袋とか食べちゃいますが、さすがに一日4袋、アーモンドだけで生活したらどうなるか?という実験をした際は、ひどい結果になりました(/ω\)目が物凄く痒いなどの症状に繋がります。涙にも摂取した栄養成分が混じりますので)
とうことで、オレイン酸に注目して、美肌になりましょう(/・ω・)/
赤ちゃんの肌がスベスベなのも母乳に含まれるオレイン酸が要因と言えますね♪
ですが、母親の血糖値が高ければオレイン酸の割合が減ったり、含まれる糖質が増えるために、
赤ちゃんの眠りが浅くなって夜泣きが酷いということに繋がるのは言うまでもなく。
切れやすい多動症がちな子供に育ってしまいますね。
子供の肌荒れや手足口病なども免疫力の低下。母乳を与える側の影響と考えられます。