【改造メモ48】仙腸関節と腰仙関節可動域拡張

視力回復の実験考察中に気が付いた仙腸関節の硬さ。
仙腸関節が硬くなると鎖骨や頚椎、頭蓋骨の血行など(特に後頭部)に歪みが生じる。

ロベットブラザーの法則から考えても、仙腸関節、腰仙関節が動くようになり仙骨、尾骨の自由度が上がるということは、頸椎1番、2番の自由度も連動して上がるということ。



このわずかしか動かない関節が、身体機能を引き出す上でかなり重要なポイントとなる。

背骨全体の可動域も大きく拡張し、肋骨全体の可動域にも関わる。
肋骨が柔らかくなるということは呼吸も必然的に深くなり、酸素摂取量も上がることとなり、
脂肪燃焼もアップし、ダイエットにもかなり効果をもたらす。

なにより体軸がど真ん中にスッキリと通っているのを感じるためには、
この仙腸関節、腰仙関節の可動域を広げるというのは不可欠である。



仙腸関節は寛骨と仙骨の境目にあります。

骨盤を一個の塊として考えず、骨ごとに分離して考えましょう。

仙骨に繋がる寛骨を、象の耳が如くバタバタと動かすイメージで使う。



腰仙関節は第五腰椎と仙骨の間の関節。

骨盤前傾にさせる際にここの可動域が重要となります。



また、尾骨と蝶形骨の連動から考えると、仙腸関節、腰仙関節の可動域は尾骨の可動域にも直結し、蝶形骨の自由度にも繋がるわけで、視力とも大きく関わると言えます。

腰仙関節のストレッチに関しては骨盤前傾の意識、仙腸関節のストレッチのストレッチに関してもやり方は多々ありますが、構造を理解し、負荷を掛ける方向さえわかれば自分で色々な負荷の掛け方を考えることが出来ますので、様々な角度から可動域拡張をしてみてください。



自分が気に入っているのは、骨盤前傾を意識して椅子に座りながら、片方の仙腸関節に体重を掛ける感じ。
脚を外旋させながら行うとさらに感覚的に変わりやすいと思います。


・首に違和感を感じている方
・腰痛持ちの方
・腕が痺れる方
・漏斗胸の方
・抜け毛が酷い方
・ストレートネックの方

などの改善に最も有効な改造箇所と言えます。

仙腸関節、腰仙関節という関節があり動かすことが出来る。ということを意識に上げて身体を使うことだけで、身体能力が飛躍的にアップします。