【仙骨考察その2】

《反り腰の方が機能的》

反り腰は一般的に悪い姿勢とされています。腰痛の原因ともなりますし、肋骨の傾きによる内臓圧迫から、胃痛、肝臓への負担などの原因にもなります。

しかしそれらの症状が出るのは、ニュートラルの状態が反り腰である場合であり、長時間の血行圧迫が原因だと考えられます。


黒人や欧米人の体型の特徴として、仙骨、骨盤の前傾と、深い腰の反りがあげられますが、
逆に日本人の体型は、骨盤が中立、または後傾し腰の反りも浅いです。

それによりインナーマッスルを初めとする筋肉の発達具合の差によって体型、姿勢は大きく変わってきます。

仙骨の後傾(丸腰、猫背)は背中の筋肉を引っ張り(緊張させ)、頭皮を後頭部側へ引っ張るため、顏の皮膚、頭皮の緊張を招きます。そのためおでこにシワが出来やすくなったり、抜け毛が多くなったりします。(頭皮の血行が悪くなるため、頭皮が糖化して脆くて硬くなります。)

日本人に禿げが多いのは姿勢が原因ということが出来ます。(ストレートネックが多いというのもそのせいですし、仙骨の傾き、使い方にも原因があります)

仙骨の前傾にする事が出来るということは、人体の運動機能をフルに使おうとするうえでとても重要な可動域ポイントとなります。(大腰筋、腸骨筋が重要であるということ)

常に前傾であれ!という話ではなく、前傾にする事が出来る。というのが重要。
常に前傾であればただの反り腰となり、腰痛、副腎疲労、禿げを生むこととなります(/ω\)w

【スタイルと反り腰】

これも欧米基準とすれば、反り腰の方がウェストのくびれは大きく、高い位置となります。
日本人に多い仙骨(骨盤)の後傾は、ウェストの位置を低くし、脚を短く見せることとなります。


普段から後傾してしまっている人は、是非とも仙骨の前傾を意識して行ってみてください。

日に日にスタイルが変わることが実感できます。

ウェストが細く変わります。※最初は背中の筋肉が弛むために、硬くなって付いていた筋肉だと思っていた脂肪が一気に緩んで、大量の脂肪が発生しますwwそれは腰の筋肉が弛んだ証拠であり、燃焼スピードが倍増するので体重減に繋がりますので心配なく。

便秘が数日で解消されます。

腸の血行が改善され、腸内細菌叢の活性に繋がります。便秘が一気に解消されます。

肌が綺麗になります。

腸内環境が変わるため、腸内細菌の効果により肌質が一気によくなります(皮脂分泌などがスムーズになったりします)。また背中に引っ張られていた頭皮、顔の筋肉が弛むため、頭皮や顔の血行改善に繋がり、顔に赤みが出たり、乾燥が消えたりします。

抜け毛が減ります。


これも上記に同じく、頭皮の血行改善によるものです。

肩凝りが治ります。

これも腰の緊張に引っ張られていた肩の筋肉が弛むために改善されます。

腕や手の痺れが治ります。

これも同じ。

精神的イライラが軽減されます。

これは副腎の圧迫が無くなり、副腎疲労が軽減されるために良くなります。

【こんな姿勢を止めましょう】



ただしこの画像の左側は、肋骨が開きすぎている可能性が高いです。
肋骨を開かないように背骨のS字を意識しましょう

肋骨が開いてしまうとそれはそれでまた違う弊害が出ます。

参照過去記事 【肋骨考察】背中で呼吸する & 肋骨を柔らかくする方法http://ameblo.jp/nippys-fancy/theme-10079493148.html

腰を反る事が出来るということは、より機能的に身体を使えるということ!


その3へ続く。