【料理に油って必要だろうか?】

天ぷらや唐揚げなんかはさておき、普段の料理に対して油は必要なのだろうか?

日本において食用として油の使用が普及し始めたのは明治中期以降のこと。

1924年に日清製油(現在の日清オイリオ)が「日清サラダ油」という商品名でサラダ油を販売したあたりから全国的に広まることとなった。

元々日本において料理に油は使われていなかったわけです。

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なんでこんなことを思ったかというと、脱糖質制限においての基本機序である
【糖質と脂肪酸を一緒にとってはいけない】
というところから。

※参照過去記事 http://ameblo.jp/nippys-fancy/entry-11796729976.html
==機序抜粋===
第一段階:食べた糖が、消化管を出発する。
第二段階:腸壁を通過し、血流に入り込む。
第三段階:やすやすと血流を出て、細胞の中に移動する(通常は数分ですばやく起きる)。


血液中に過剰な脂肪があると、糖が血流から出ていく動きが妨害される。これが全体的な血糖の上昇を招く。糖は、消化管から出発し(第一段階)、血液へと旅を続ける(第二段階)が、血液から脱出できないため、燃料を待ち望んでいる細胞に配達されない(第三段階)のである。

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という機序より、脂肪酸を抜きながら糖質を摂る生活に切り替えると、かなり体調も良く(食後の眠気もなくなる)、怠さも消えてきたという結果となりました。

※フライドポテトはまさに油と糖質の同時摂取(/ω\)

【油を使わずに料理する】

鶏肉を良く食べるのですが、鶏肉に含まれている油だけで大体の料理は調理できます。
野菜には塩を掛け、それにより出てくる水分により焦げ付きもない。蒸すも良しです。

昨日焼きそばを作ったのですが、今までは油を使っていましたが、焼きそばですら油無しで出来ちゃいました☆

【糖質制限者とそうでない人】

糖質制限をしている人(特に完全糖質制限者)においては、油の摂取(脂肪酸)は有効と思います。

糖新生により出来る血糖値を長時間維持する事が出来るため、それにより低血糖になるまでの時間を長く保つ事が出来、糖新生によるタンパク質分解(筋力低下など)を防ぐ事が出来ます。

アーモンドなどのナッツ系は腹持ちが良いというのはそういう機序と思います。

逆に糖質制限をしていない人の場合、脂肪酸摂取は糖質を混ざり、やはり燃料を待ち望んでいる細胞に配達されないという細胞の栄養不足状態を招く。

なので糖質制限をしていない人に関しては、糖質を摂取するタイミングは脂肪酸摂取後24時間を置いてからじゃないと、空腹感、怠さ、痒み、免疫低下などを引き起こすこととなる。

どちらを選ぶかは人それぞれ、どのように健康に生きたいか?によって選ぶ事が出来ると言える。

糖質制限者は油を進んで摂って健康維持すればよいし、
そうでない人は脂肪酸と糖質を血中で混ぜないようタイミングを計れば良い。


善者が気を付けるべきはリノール酸。
後者は糖質の過剰摂取。
糖質の過剰摂取は結果的に糖質が脂肪酸に変わり、血中の中性脂肪が増えてしまうので、
脂肪酸を摂らずとも細胞へ栄養が運ばれないという事態に繋がる。

油は必要(脳の構成成分)だけど、かなり少量で良いように思います。
常在菌叢によるオレイン酸合成(合成にはリノール酸が必要だけどかなり少量で良い)、

αリノレン酸は摂取したい頃ですが、これも少量で良く、青魚などを軽めに食べる程度で良いように思います。(えごま、亜麻仁油などもスプーン小さじ一杯程度で良いのでは?)

っと、その辺をこれから実験していきたいと思います☆