【糖質、脂質の代謝時間】

糖質は食べて数分で腸から血流へと旅し、それから糖を必要としている細胞にたどり着く。
必要とする細胞が満たされ、余った糖質は肝臓にて中性脂肪と化し、血中を通り皮下脂肪として蓄えられるために再び送り出され血中脂肪濃度を上昇させる。

脂肪は、もっと長い時間を要する。しばしば半日から一日以上かけて、目的地である細胞に到着する。。胃の中では、通常、数時間を要する消化プロセスに従うことになる。ようやく小腸へと進むと、リンパ系に吸収され、そこで12 時間以上を費やした後に、血流に渡される。何よりも重要なことに、脂肪は血流の中に糖よりも何時間も長く滞留する。

【めんどくさい計算をしなくても良い】

一日一食生活を送るのであれば、めんどくさい計算などしなくても良いということになる。
24時間経てば血中脂肪もほぼなくなるわけだし、その1食の食事において糖質が過剰ではない限り(適量であれば)、糖化などによるダメージはかなり抑制できる。

糖質は脂肪よりも血中を駆け巡るスピードが早く、脂質で血中が満たされる前に処理が終わるからだ。

なので糖質と脂質の同時摂取においては、スタート地点での血中脂質数値を0と考えた場合においては問題ないので、万人に向くとは言えない。

ただ一日一食生活は、余程の意志、意識がない限り通常の人々は難しいのかもしれない。


【一日2食生活】

2食も簡単と言えば簡単。昼、夜、の2食とすれば、どちらかの食事で脂質を摂取しなければ良い。
仮に夜に脂質を摂る。と決めたらな、昼は脂質を抜き、糖質も抜く。野菜やノンオイルドレッシング、塩、鳥のササミ(蒸し)、味噌汁、納豆、漬物、卵などなど。

その分、夜は焼き肉にご飯(適量)であろうが、好きなだけ食べても良い(適量であれば)。

毎回の食事で脂質、糖質、またはそのどちらかを摂り過ぎているために血中バランスが崩れる。

今現在血中の脂質がどれくらいあるか?というのを考えながら摂取していくことでバランスは保てる。

【とはいえ短絡的ではない】

これまで述べてきたのはあくまでも基本機序であり、食事摂取によるものだけである。
気温差、環境、精神的なストレスによる血糖値上昇は計算上含まれていない。

性別、体重、身長、運動量、思考、思想などによっても大きく個人差は出る。

普段何気なく飲んでいるお茶、コーヒーなどによっても変わるだろうし、アルコールを摂取するかどうかによっても変わる。
塩分、カリウムの摂取量によっても変わるし、睡眠時間によっても変わる。

と言ってしまえば元も子もない話になってしまうが、
その他を一定として健康的な数値と定義した上での機序であれば、糖質、脂質起因の疲労や免疫的か、それに次ぐ健康被害はある程度コントロール可能であると言える。

体重コントロールに関しては言うまでもなく増加しない(脂肪起因の体重増加に関しては)と言い切る事が出来る。